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【解説】約3割が赤字。町のクリニックや歯医者が危ない

NewsPicks編集部
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  • 元ヴェルディユース歯科医師(岩手県花巻市成田歯科医院 理事)

    例えば虫歯の治療で被せ物が必要になった場合、
    一本の技工料が金属代を含めて約13000円(最近は本当に金属代が上がっています。)
    一方で保険診療で歯科医院が受け取れる報酬は12610円。
    この費用の中には2年間分の保証料と接着材料代と調整装着料が含まれています。
    保険診療の範囲内であっても、きちんと治療をすればするほど赤字になってしまうという現状です。

    型取りから装着まで約一時間。時間をかけて、診療台を使用して、設備も人も手間もかけ、
    技工所は高額な在庫コストを抱え、患者は金属代の分の負担金を強いられる金属がつかわれています。

    被せ物を例に出しましたが、根の治療に関しても、保険診療の範囲内であっても、本当に丁寧にやろうと思うと絶対に赤字になる仕組みになっています。データの取り方に注意が必要ですが、保険請求の調査から考えると、再治療に至るケースがかなり多いです。つまりそれだけ質の低い治療がなされてしまっているということです。

    経営努力が足りないのが根本的な問題と認識しておりますが、保険診療に限っては医療の質を担保する上で、かなり厳しい状況があるということもご理解いただければと思います。


注目のコメント

  • 株式会社フィルダクト 代表取締役CEO / 医療政策

    実は、歯科医師過剰問題が議論され閣議決定したのは、昭和57年。
    供給の過剰は、歯科開業医の個々の経済的低迷を惹起し、その限度を超えると、過少設備や、過剰診療などといった形で医療提供の質的低下を招きかねないとの意見が出されています。今の状態はすでに予測されていたことです。
    しかし、それ以来歯科医師の数は増加傾向を食い止めることができず、只今の歯科医師数は10万人台。歯科診療所もほぼ横ばいに推移し、コンビニの数より多いと言われているのが今の状態です。
    ただ、医療機関に関しては多くても少なくても問題があります。ましてや超高齢社会の背景から、訪問歯科という分野や新たなヘルスケアニーズにこたえていく必要がある中で、歯科医院数が多すぎることや、それによる競争で一クリニックあたりの収益が厳しい状態にあることが課題の本質ではない、と思っています。
    まず、全体収益に占める院長の収入割合が多いことは歯科医院経営の一つの特徴ですが、それについても着目する必要があります。つまり、未来投資が少ないことが言えます。
    歯科医師の平均年収は、医療経済実態調査によれば
    勤務医で500〜650万
    開業医で1000〜1200万あたり
    (もっと少ない数値データもあり)ですが、その母体の売上はそれの3、4倍。
    要するに、テックによる効率化医療の時代に突入する中で、そもそも1クリニックそれぞれに高額な設備投資が分散される構造はもっと広い視点でみると効率的なのか?という疑問も生まれます。
    最適なニーズに最適な形で届けられていない課題をどういう供給体制で推し進めるか?は常に問うていきたいです。



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    講談社 宣伝統括部担当部長

    知り合いに「治療と同様、経営にも熱心」な歯科医がいます。
    そうでないとやっていけないのは、もはや全業界共通。
    変化の激しいこの時代に、自分に合う、考え抜かれたスタイルの「経営」は、「志」とともに生き残りの必要条件。


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