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南カリフォルニア大学ショア財団、映画『ジョジョ・ラビット』を次世代のホロコースト教育の教材に(佐藤仁)

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  • 映画「ジョジョ・ラビット」、評判がよいのも非常によくわかる。「子供に読ませたいヤングアダルト小説No.1」という感じ。見ていて飽きないし様々なディティールも丁寧。母親やクレッツェンドルフ大尉のキャラクターなど子供の眼からは見えにくい背景なども書き込まれているし、マオリ顔のタイカ・ワイティティ監督がイマジナリー・ヒトラーをやっているのだって、そも本物のヒトラーの主張する人種主義自体が「その見映えのお前が言うんか」という話だしな、と皮肉として解釈でき違和感はない。
    よくできてるんだが、見た自分にとって大切な映画になる感じは特にしないんだよなあ。多分、主人公の男の子のナチ化の象徴であるイマジナリー・ヒトラーの存在が軽すぎるのではないか。子供社会のなかでコンプレックスを抱いているジョジョが心の中のイマジナリー・ヒトラーに救われている…という構図は当時のナチ化してしまったドイツ人たちの象徴でもあり、本作はその構造により「どの民族をも悪魔化することなく『悪』を克服する物語を作る」という素晴らしい挑戦をしていると思う。
    しかしこのドラマを面白くするためには、克服すべき「悪」がいかに自分にとり大切で克服ハードルが高いものかが示される必要がある。その点で冒頭「お前はむしろウサギになれ」と説くヒトラーのロジックはとても魅力的であるのだけど、そこまでで、以降のヒトラーはただ馴れ馴れしく旗色が悪くなると大声でよく分からないことを早口でがなりたてるだけのウザいオヤジにしかなっていない。この話を真に迫ったものにするなら、ヒトラーはもっと魅力的に主人公のアイデンティティを支えるものとして描かれるべきだし、その裏にある恐ろしさもより刺さるように描かれるべきだったのではないか。途中で登場するゲシュタポの連中に代表されるような「フェイクを信奉する浅薄なアホども」としてナチを描くのも間違いではないだろう(恐らくはトランプ支持者のイメージにも重ね合わされている)。しかし、それが全てであるとしてしまうと、本当の危険を見過ごしてしまうことになるのではないか(これはトランプ現象に関しても言えることでもある)。

    「子供に読ませたいヤングアダルト」として本作は非常によくできている。しかし、もはや子供の素直さを失い、メンドくさいことを考えずには映画ひとつ見られないおっさんである自分にはちょっと食い足りなかった。


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    ジョジョラビット、気になっていたけどまだ見られてなかったので今週観に行ってこよう


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