ニューヨーク市 キャッシュレス店を禁止へ - mashup NY

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注目のコメント

• Miyama Osamu

  Office Miyama 公認不正検査士、戦略・ITコンサルタント、スタートアップアドバイザー、デジタルフォレンジックスペシャリスト

  ・2020年01月25日

  このタイトルはミスリードしそうで非常に紛らわしい。普通に読むと、「キャッシュレス支払いを禁止」するかの様に見えるが、実際は、飲食店や小売店舗のキャッシュレスオンリーの現金払い拒否を禁止する法案という事。ミスリードはおいといて内容としても二つの点が気になる。
  
  一つ目は、銀行口座やクレジットカードがない人の利便性が下がるという話だが、これは米国市民である以上、IDカードや何かは付与されてるはずで、超低所得層には何らかの生活保護などあるとしたらIDをキーとした何らかのウォレットでも発行すれば済むはず。IDをベースとしてなくても希望する超低所得層に格安スマホを貸与するとかSuicaのようなプリペイドカードを現金と引き換えに貸し出すビジネスをベンチャーがやれば解決するはず。NY全域の全小売店や飲食店が現金を取り扱うコストを考えれば充分安いコストでカバーできるはず。
  
  二点目は、ここに来て法定通貨の強制通用力が問い直されてるという点。従来型の現金支払いに強制通用力を認め続けるのか、解釈を拡大して通過の形態は州や自治体の裁量に委ねると出来るのか。中国なら強引に転換できるのだろうが、自由の国アメリカでどうなって行くのか大変興味深い。