恋愛はいらない。「いっしょに子育て」できる“出会い系”が話題 | 30代後半、欲しいのは恋人より「養育パートナー」
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注目のコメント
テラへという有名なSF漫画があります。
マザーコンピュータが全てを合理的に管理する理想世界で、人工子宮から経済合理的に、計画的に生まれる子供はAIによって最適な里親によって育てられる一見理想郷とも思える世界の話です。
結局その世界は、親の愛を感じぬ社会に疑問を感じたミュータント達によって滅ぼされますが、実はその世界自体がどちらが人間の進化にとって素晴らしい社会なのか、旧世界の人間達によって作られたマザーコンピュータによる実験の為のものだったという話です。
SFの話ではありませんが私は一人の親として、子供を愛し、それを育てるのが人間として崇高な使命だと信じていますし、だからこそ無償の愛を育むことができるのが人間だと思っています。
これは恐らく子供を持つ家庭なら誰でもわかることのはずです。
自身の遺伝子と関係なく、子育てを楽しみたいというのは、一見理想的に見えて、実は子供をベットの代わりに扱う漫画の世界と何ら変わりはないと私は思います。
まあそれは言い過ぎにしても、やむを得ない状況を除けば、子育てをマッチングサイトですべきこととは自分には思えません。人間が本当に欲しい物は、金でも愛でもなく自己の社会的役割なんです。エモ消費という部分で僕が書いていることはそういうこと。これはカナダの事例だけど、男女が恋愛して同居して子どもを産み育てるといういわゆる従来の家族による子育て形態ばかりじゃ、今後なくなっていくんだと思う。
言い方あれだけど、「子育て」をすることが趣味で自己の社会的役割を達成できるなら、それはそれでありじゃないかと。ある程度大きくなったらまた別の子育てに関わるとか。家族の形態を1つのパターンだけに囚われる必要はない。
ただ、これが日本で流行るかというと、日本の未婚男たちは、オタク活動とかで自己の社会的役割を感じちゃっているからなあ。ひとりで子育ては、ほどほどにやってるので苦にはならない。ただ、この記事にあるような「子育てを一緒にできる人」というのは惹かれたのは確か。とはいえ、自分の子育てのアプローチはおそらく独特なので(子どもが独特なのも理由の1つだが)、一緒にやる人は大変かもしれない。世の中、夫婦の子育ての方向性の相違というものはあると思うので。