「終末時計」残り100秒 地球最後まで、過去最短
コメント
注目のコメント
終末時計は元々原子力関係研究者の雑誌であるBulletin of the Atomic Scientistsの新年表紙企画です。
従って原子力が戦争に使われないようにする科学者の良心としての意味が強く、必ずしも軍事情勢や政治情勢が反映されているわけではありません。
例えば人類が最も核戦争に近づいたのは1962年10月27日です。
この日キューバへのミサイル輸送船を護衛していたソ連の潜水艦B59が、アメリカ軍の爆雷攻撃を受けました。
浮上がままならず、モスクワとも連絡が取れない中、艦長は状況から見て米ソが開戦したと判断、搭載してある核魚雷による反撃を決断したのです。
しかし副艦長のヴァシリー・アルヒーポフ中佐だけはこれに断固反対し、間も無くモスクワから本国に引き返すようにとの命令が届いて、寸前のところで核戦争は回避されたのでした。
因みにこの時の終末時計の残り時間は7分前。
その後ソ連の崩壊で17分前まで戻り、行ったり来たりしながらトランプ大統領の就任やら北朝鮮の核実験やらで2分になり、今回120秒となりました。
我々の感覚から言うとキューバ危機の時よりは大国間の全面核戦争の危機は遠のき、世界はずっと平和になったような気もしますが、最近は気候変動やバイオハザードの危機なども織り込まれていて、必ずしも原子力がもたらす人類の終末を意味しなくなっているようです。今回最短になったのはイラン情勢の反映のようですが、戦争と同じくらい、人間が環境に与えている負荷がじわじわと地球を週末に追いやっているので事実にも向き合うべきかと思います。政治家は、グレタさんと口喧嘩している場合ではありません。
なんかすごくヤバいと思わせるが、その基準やファクトはどこから算出してるのかなとか、そもそも増えることって過去あったのかなとか、いろいろ思考を巡らせていくと大した報道価値はない気がし始めた。人に伝えられない話は大した価値はない。