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ユーロ圏も日本同様に流動性の罠の状態ですので、金融政策が効かないのでなく、財政との協調が必要になっている状況でしょう。
ただ、ここで日本の財務省同様にドイツがその障害になっている構図です。
リスクバランスに垣間見せた若干の緊張緩和はBOJのそれとほぼ同じテンションのものであり、第1段階合意に敬意を表したものです。戦略見直しが年内に終わらない可能性に言及があったことくらいは新味があった気もしますが、大きな話ではないでしょう。戦略見直しそれ自体は目先の政策運営の材料にはなり得ないはずですが、否応なしに毎回質疑が出そうです。あと環境関連の話も捗捗しいですが、これはさらに輪をかけて目先の政策運営には無関係でしょう。

なお、戦略見直しについてはこの旨を宣言するリリース(ECB launches review of its monetary policy strategy)が出ています。ご関心がある方は一読推奨です。ちなみに戦略見直し以前の現行戦略について日本語で詳しく説明した文献としては、手前味噌味噌ながら、拙著「ECB 組織 戦略から銀行監督まで」があります。
昨晩Liveで会見を見た印象としては、対外公表文における環境面でのsustainabilityに関する抑制的な扱いと、Lagarde総裁の前向きな姿勢の間に若干のギャップがあったように思いました。

さらに言えば、対外公表文もやや散漫な印象もあり、想定される結論以前の問題として、どのような論点を取り上げるのか自身についても、まだしっかりしたコンセンサスが成立していない可能性があります。

もしもこうした論点整理から始めなければならないようだと、唐鎌さんが言及したように年内に全体の結論が出ない可能性もあり、そもそもこのイニシアティブ自体がやや拙速にスタートしたことが気になります。
ECBは主要政策金利を据え置きし、インフレ目標や金融政策を巡る「戦略的見直し」をスタート。
下記は理事会後のラガルド総裁発言要旨。気候変動についても言及しています。
【ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨】
https://newspicks.com/news/4568015/