東証1部上場時の時価総額基準、250億円に一本化へ
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250億円への一本化は、上場基準見直しの最低限だ。
上場基準を250億円に据え置く(あえて一本化といわずに)ということは、東証4市場を3市場に見直しても最上位市場が最も企業数が多い実態には変化はなさそう。
参考までに世界の証券取引所の最低上場価格
・ニューヨーク証券取引所:1億ドル(110億円)
・米ナスダック:5.5億ドル(600億円)
・ユーロネクスト:10億ユーロ(1200億円)
・香港証券取引所:40億香港ドル(800億円)一般的に時価総額300億円程度でなければまとまった資金を運用する機関投資家の投資対象とならないと言われています。
これは機関投資家が多額の金額を運用する中で、マーケットから株を買おうと思っても十分に株式が出回っていないため、自分の買付け注文で株価をあげてしまう事につながったり、流動性が低いために適切な値付けがなされないなどがあるためです。
従前の40億円は全く機関投資家や海外投資家の投資対象とならないにも関わらず、いたずらに1部上場企業を増やす事につながりました。今回の時価総額規模は上記観点も含まれているかと思います。