中国で店舗数がついにスタバ超え—コーヒースタートアップのLuckin Coffee(瑞幸咖啡)、米IPO時を上回る8億6,500万米ドルを個別調達
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注目のコメント
私の住んでいる貧しい人ばかりのアパートでもときどきLuckin Coffeeのデリバリが来る。
いつか私のような人でも数十元(日本円にすると、500円ぐらい)を出してコーヒーが飲めたら、ラッキーだなと思っている中、周りにはすでに少しずつ出ている。自分の頑張って年に一回ぐらいは飲めるようにと思っている。
スタバももちろん飲めるものではないが、イメージとしては固定店舗があり、しかも割合と高級なところには店舗を出している。スタバの空の紙コップを持ち歩くだけでもブチブル階級に進化したかのようなイメージを作っている。住宅のローンを一生も返済できない高級オフィスで働いているサラリーマンは、もう何日も使っているからのスタバ紙コップを持ち歩くのを見て、悲しく思うことが多い。
Luckinn Coffeeはそのようなイメージもない。あまり街角では店を見られない。ただただおいしいコーヒーを消費者に届いている。その消費者は誰なのかもわからない。
今日も取材で国際貿易センターあたりに出かける。またエレベーターでLuckin Coffee の広告を見る。いつか飲める日をまた妄想する。日本だとなかなか難しいかなぁ。
コンビニで安価にあれだけクオリティの高いコーヒーが飲める環境において、利便性・価格・質・ブランドを成立させ、スタバを代表する高級路線チェーンとコスバを確立しているコンビニ、マクドナルド等の中間ポジションを取るのは至難の技。そこには有人店舗だがドトールが存在しているし。日本の成熟期と異なり中国におけるコーヒー市場の成長期のタイミングにスタバとの差別化に成功し急拡大したという感じだろうか。よくわからんビジネスモデルの一つ。いまのところ、ファイナンスのババ抜きをしているようにしか見えないのだけど。
追記
「Luckin はスタバの下位互換」という分析は、誤解を招きやすいと思っています。そもそも中国のスタバでラテ頼むと日本以上の値段になる中で、外資のスタバは上流階級の高嶺の花、ローカルのLuckinは一般の中流階級の人も何とか手が出せる価格帯で、ど真ん中のボリュームゾーンを手に入れました。
問題は、一気に多店舗展開した中で、結局はコーヒーショップマネジメントという労働集約なビジネスな訳で、WeWorkのようにテックっぽいブランディングしてるけど、時価総額高すぎるし、どこかで店舗マネジメントの問題が噴出するんじゃないのかな。