ニトリが化粧品販売に本格参入、スキンケアブランド「GUARDIO」を展開
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無印良品のスキンケアアイテムがある程度の成功を抑えているので、ニトリもそろそろ出すんじゃないかと思ってました。しかし、値段設定が2千円前後でプチプラ化粧品より少しお高めなのが意外です。商品へのこだわりが消費者を納得するほどのものなのかにもよりますけれど、ニトリのブランド・イメージからすれば、もっと手頃な値段設定が良いのではないかと思ってしまいます。
化粧品は利益率が高いから参入したんだろうけど、単価が安いので、かなりの大ロットで製造しているのでは?
デザインは最近流行りのshiroやthreeのようなモノトーンでシンプルな感じにしている。
容器にラベルを巻いているが、シルク印刷にした方が工程が少ないし安価にできるのになと思ったり。ポンプは高価格だし受給逼迫で仕入れが困難だから、ヒンジキャップにすればいいのにと思ったりしている。
成分を見たら、防腐剤が入っていないのが気になる。防腐効果のあるBGが多く配合されているのかもしれないが、BGを多く配合すると肌に刺激がある。
食品業界から化粧品に参入することはよくあるが、全然違う業界から参入するのはあまりない。全然違う業界から化粧品を発売したのは富士フィルムが思い出される。
富士フィルムはフィルムを製造する工程でコラーゲンの技術が蓄積されて、それを化粧品に応用したわけだが、ニトリは何か独自技術があって化粧品に参入したのだろうか?利益率高いから参入というだけだと厳しいと思う。化粧品分野においては、研究開発能力に優れた受託生産先(OEMまたはODM)が多くあり、単に製造を請けるだけでなく製品企画そのものを提案できるレベルの企業があることも、こういう大手による参入を容易にしている要因と思われます。
化粧品OEM/ODMは本当に多様で(下記リンク参考)、オーガニックに特に強いところ、ノンケミ/ケミカル両対応のところ、乳化が得意なところ、皮膜形成剤が得意なところ、基礎化粧品フルラインナップ+包装まで含めて提案できるところまで、高品質の技術が揃っています。
【週刊粧業選定】優良化粧品OEM/ODM企業一覧2020
https://www.syogyo.jp/news/2012/04/post_003487
このリンク先の企業の得意な技術を眺めていると化粧品ブランドが立ち上げられそうな気がしてきます。
それにしても、化粧品は安全性の厳しい審査を通った数少ない化合物しか利用できないにも関わらず、これだけの企業が競い合って特徴を出せているのを見ると改めて驚きです。僕のような原料側に近い人間からすると特に。(化粧品原料は専門ではありませんが触れる機会は有り)