トヨタ、「空飛ぶ車」で提携=米ベンチャーに430億円出資
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
数年前にクリス・アンダーソンの『MAKERS』が刊行され、ものづくりの民主化が声高に宣言されたが、そうした流れの中の変化なのかもしれない。
大手企業の自分たちのビジネスとは異なる領域におけるイノベーションに積極的な投資を行っていく流れは加速するだろう。
そこで出てきた様々なチャンスを取り込んだ全社戦略の機動的な修正と、任せきりにせず、しかし、手綱を引き締め過ぎもしないイノベーション推進戦略が必要になる。
先日CESでトヨタがまちづくりの領域に踏み込むことが発表されたが、ドメインの拡大と投資の連鎖的な進化へと舵を切っていけるか、興味を持って見ていきたい。(再掲→)トヨタが「空飛ぶクルマ」のJobyに大型追加出資。Jobyはこの分野で最も進んでいると言われますが、あまり情報を公開していません。この最新版機体写真も、たぶん初めて公開されたのでは?
<追記>この分野のベンチャーがアメリカでどんどん出る背景には、ボーイングなど「航空産業」出身エンジニアの層がとても厚いということがあります。友人のダンナさんが元航空機メーカーの人で、キッチンで本格的なeVTOLのプロトタイプ模型を作ってましたが、そういう人がそのへんにゴロゴロいます。彼の話を聞いていると、玩具でなく人を乗せるためのものは、やはりちゃんとした「飛行機をつくる」ためのノウハウがどうしても必要だと思えました。
自動車産業側は、この分野のノウハウを持っていないので、それを獲得するために投資していると思います。
日本は、戦後航空産業を封じられたので、到底追いつけません。残念ながら。
ちなみに、CESではヒュンダイがUber Elevate向けの飛行機プロトタイプを展示していました。みんな頑張ってる。トヨタからもリリースが出ており業務的な連携も本格的に行う模様にて注目。
電動で垂直離陸にて、静かで小回りが利く。よって従来のヘリや小型機と違って産業用途のみならずパーソナルモビリティに期待されているという話、それを日本のメディアは「空飛ぶクルマ」と言い続けている。車でもなんでもない。むしろ構造的にはドローン。
この分野は電池、素材、そして総じて製造工程全般のベストプラクティスなど、日本勢が元来強い要素の集大成により成り立つ。米国のスタートアップと組むのも良いが単独でもバンバンやれば良いと思う。