【悲劇】日本経済をダメにした、「選択と集中」の誤訳
コメント
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選択と集中が多用される背景を理解できました。
①1990年ごろ日本の大手金融機関の経営破綻が相次ぎ、多くの悩める経営者は選択と集中を福音として重宝した。
②コングロマリットの株式市場の評価が低い。なぜならどの事業が利益を出しているか分かりにくいから。
結果、インキュベーション機能が低下した。
一つ感想ですが
現在はイノベーションや多角化が重要視されているなか、
日本は選択と集中を是としてきたのでインキュベーション機能が低い。
ただ選択と集中で得た企業の強みは、使い方次第では大きなイノベーションを起こせると私は考えます。記事にもあるm&aや共同開発、オープンイノベーションなどを通して、各企業の選択してきた強みを兼ね合わせることが、今後の日本企業の進化につながると思います。
注目のコメント
現状、一千億円売り上げる既存ビジネスがあるとして、1%伸ばせれば10億円伸長する。
新規ビジネスに投資して、いつ10億の売り上げまでいくか、わからない。不確実性は当然高い。
「選択と集中」を、確実に利益を伸ばせる既存事業への投資集中、とすると、確実には成長できるのだが、未来への芽が育たない。
ミドルマネジメントまでは、この判断でいいのかもしれませんが、経営トップは、不確実性の高い未来にコミットする必要がありますよね。表題を見て「もしや」と思いきや、弊社代表取締役の松岡の新著の解説記事!
一人歩きしてきた「選択と集中」という標語の誤謬に関する指摘に加えて、企業による経営資源の外部化(外部委託や業務提携)と内部化(企業買収や内製化)の相克、あるべきバランスについて、制度派経済学の視点(取引コストの新解釈)から鋭い論考が展開されています。
チワワ断言しますが、この本はまとめ記事だけでなく読破すべしです。日本経済をダメにした選択と集中とは、今あるビジネスでナンバーワンかナンバーツーを取りに行ったことです。新しいビジネスを生み出して、ナンバーワンを狙わなかったのがダメでした。
世界がどんどん新しいことに挑戦している時に古いビジネスを一生懸命やっても勝てません。