米ボーイング、MAX運航停止で受注「マイナス」に 納入も半減
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ボーイングの737シリーズは2018年のグロス受注837に対して2019年は69機。当然のことではありますが、新規獲得がストップしています。
737Maxの製造を止めるタイミングが近づき、サプライチェーンでマイナス影響が出始めていると思われますので、ホワイトハウスからの声がさらに厳しくなりそうな予感です。それにしても全容解明と再発防止策の提示に時間がかかりすぎかと。この傾向は数年に渡り尾を引くでしょう。
なぜなら、現在の世界の空は空前の小型機ブームで元々エアバスの方が強い領域です。
737MAXは2018年ではボーイングの納入の約半分を占めていました。一方、エアバスでは320シリーズが納入の約8割を占めるほどなのです。
今後、ボーイングはエアバスに小型機では太刀打ちできなくなる恐れがあります。
特に、今回の運航停止は故障のような生易しいものではなく、ボーイングが不具合に気付きながらそれを隠蔽し納入したという悪質なものです。
人命を預かる航空会社からの信頼が大きく失墜しています。
ボーイングが今後シェアを回復するためには、社内にはびこる隠蔽体質を無くし、信頼回復に努める以外ないと思います。ビジネスで一番大切なのは信用です。ボーイング社は737MAX機で大きく信頼を失っているので、たとえ運航停止が解除されても、すぐに回復しないと思います。
航空機の信頼は命に直結するので、長引くでしょうね。