拡大する「黒字リストラ」対象は誰? 「働かないおじさん」以外も安泰じゃない(横山信弘)
コメント
注目のコメント
仕事のできない人が上にいるとポストも詰まるし、仕事も減らない。若い人にはある程度の安定はいるかもしれないが、上の人は高い給料を貰っているし、リスクとって判断出来ない人はいらないと思う。
・超要約
好業績でも人員削減に着手する企業が後を絶たない。いわゆる「黒字リストラ」だ。
製薬会社はもちろんのこと、テック企業の台頭により、先行き不透明感が強まる金融機関は、以前から人員削減を進めてきた。
しかし、昨今のリストラは事情が異なる。
例えばNECは45歳以上の希望退職者を募り、グループで約3,000人の削減に踏み切る一方、能力に応じて新人社員でも年収1,000万円を支払う制度を導入。
「人員整理ではなく、新陳代謝」という言葉が適切かもしれない。
プロサッカー選手の三浦知良選手が52歳で所属チームと契約を更新したように、今の時代、プロスポーツの世界でも高齢化が進んでいる。
年齢が高くても、日々の努力やテクノロジーの恩恵を受けることで、昔のように能力低下を防ぐことができる。
変化が激しく、曖昧な時代だから、未来に向かって努力をする事が求めれる。
・ポイント
リストラというと、業績が悪化し人件費が払えなくなるから行う、という印象でした。
しかし、業績が黒字であっても人員削減を行う企業が出てきているとのこと。
確かにAI・RPAの導入が進むと仕事の効率化が図られ、そこに従事していた人が必要なくなるかもしれない。その人たちに別の仕事を与える事ができれば良いが、そうもいかない人もいる。
スキルは後からでも習得できる、年齢に関係なく未来志向を持たなければならないと感じた。上司の使い勝手がいい「依存型人材」より、上司に対してもハッキリとものを言い、主体的に動ける「自立型人材」が求められる。
→依存型人材が昇給・昇格に直結していた時代の終焉が近いとはいえ、まだ仕組み化できていないのがほとんど。自立型人材はすでに自己実現欲求に準じて行動できているのであれば市場価値も上がるが、扱いづらいから大企業は欲しがらなそう。