10億件を超える患者の画像が米国の医療機関からオンラインに流出
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日本も対岸の火事としてはいけないと思います。
個人の医療情報がリクルートする者に流れれば会社の採用に用いられ、保険会社に流れれば、会社は保険契約による利潤を限りなく高められます。会社役員の情報が株のトレーダーに流れれば取引を有効に進められます。
流出した医療情報は、何億円の価値にもなり、高額に売買されるでしょう。
個人情報と画像だけの情報ならば、診断に寄与する割合は1-2割であり、その情報に価値を生み出すには、さらにその画像を解釈できる人物も必要で、限定的な情報とも言えます。
しかし今後は、画像情報だけでなく、すべての医療情報がクラウドに収納され、医療者のみならず、一般の方もアクセスできるような時代になります。また、Apple Watchなどのデバイスや治療アプリなど、個人レベルで日々回収できるようなデータも、医療機関のデータに紐づけられる時代が来ると思います。
これがひとたび流出すれば、個人の健康情報はすべて明らかになると言っても過言ではありません。
画像だけでも大問題ですが、「画像だけ」で済んでいる間に、徹底的な修正をしなければいけません。山田先生も指摘していますが、画像が流れても一般人には解釈できません。また、画像だけが包有する情報も限定的です。だから、流出したからといって、すぐに大きな問題となるわけではありません。
逆に、こういう画像や個人の特定という闇ビジネスが出てくる事は必至です。医療従事者で加担する人は少なからずいるでしょう。だからセキュリティの強化は必須。
こういう事例があるからといって、情報のクラウド化自体を否定してはいけない。問題はセキュリティであって、クラウドではありません。セキュリティこそが今後最重要な課題と言えます。米国とかは、院外から遠隔でドクターがカルテにアクセスできると聞いて、すごく羨ましいと思っているのやけど、
(サマリ作成とか急ぎでないものは家で、とかできると子育てと両立しやすいし、オンコール対応もしやすい。)
そのシステムとこの流出との関連の有無が気になる。
画像だけということならまた別かな。