なぜ「働かない大国」ドイツの社会はまわるのか 住んで分かった日本との大きな違い
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ドイツで車の部品系の工場を複数みることができる立場にいる人曰く
私が知る範囲内では、少なくとも工場内の生産性は日本の方が上、エラー率、時間当たり生産量、一人当たりの生産量等すべてが。
また、インダストリー4.0で言われる工場のIOTも日本の方が進んでる。むしろドイツで本当にやっているか?と疑問に思うくらい話題になってない。
少なくとも、ドイツの工場内で働き方改革で学ぶべきことはあまりない。
ドイツで働き方改革で学ぶべきことは何?と聞いて彼の答えは
売り方。マーケティングで利益率の高い商売をすること。そうすれば、結果的にお金で換算した場合の生産性はあがるから
注目のコメント
ちなみにドイツは日本とは比較にならないくらい格差が問題になっている国です。それはハルツ改革で雇用の種類を細分化し「量」を稼ぎに行った結果でもあります。日本の労働市場改革はハルツ改革とかなり被る部分があり、その意味で20年弱遅れていると見ることができます。しかし、ドイツにおいても相応の問題が発生していることは見逃せません。
また、マクロで語らせて頂ければ、ドイツにはユーロや東欧移民というコストを下げるギミックがあります。それは構造的なものであり日本には絶対真似できないものです。学ぶべきところを学びつつ、差異は認識したいものです。全体を見ると曖昧になりますが、自分の業界に照らして考えれば、ドイツの徹底した効率性は目を避けたいくらい凄まじいです。
パン業界の場合は、まず、ドイツのパン職人は厨房の掃除をしません。
掃除には掃除専門の職人がいて、分業が徹底しています。
その分業の徹底は、学生時代から始まっていて、例えればパンのマイスターになるには、15才から職人として働く必要がある…
つまり、大学に向かうコースを取ると、パン職人のマイスターにはなれない。
逆に言えば、ドイツ人は15才から後戻り出来ない自分の人生を考えます。その上で、自分の仕事でない事はやらない。
つまり、効率的な分業は、ある意味不自由なエリート主義とセットになっているんだと思います。
学業のエリートだけではなく、パン作りにもビール作りにもエリートと非エリートがいて、各々が格差を受け入れて効率的に分業をしています。
機械化・自動化も世界最先端で、ドイツの工場ではパンを捏ねるミキサーに車輪と簡易AIが付いて、自分で厨房の中を移動しています。
なにより、真空冷却という最先端のパンの保存方法で、焼きたてではなくても美味しいパンを提供出来る技術が普及しているため、労働集約も根本的に違う。
「上司のせい」とか「国のせい」とか関係ないと思います。
文化・技術力に裏打ちされた根本的な仕事力・実力に差があります。ドイツでドイツ企業で働いて、
ドイツ人の部下を沢山持った
経験から、書かれている事に
大きな違和感は、有りません。
当初かなり、ストレスが溜まりましたが、
3ヶ月もすれば、そう言うものだと、楽になりました。
書かれて無い事で言うと、
早く帰るし、日曜日は、買い物出来ないので、
家族で地元のクラブに入会して、
とても素晴らしい時間を過ごしました。
日本で、馬車馬の様に働いていた私は、
沢山本を読む時間を得て、特に哲学の
勉強をしました。
その、仕事をしていない時間が、自分の成長に
貴重なものでした。
確かに、ドイツはサービス砂漠です。
しかし、
日本も時短すべきと、思います。
献身的な誰かの犠牲のもとの快適は、
良く無いと思います。