プラントに押し寄せるデジタル化の波。IoTやAI、ドローンをどう活用する?
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プラント分野に関して、計測データから異常を見つけるという動きは、他業界よりも遥かに早く取り込んでいます。流量や圧力、温度を計測して、それに合わせて機械の運転を制御したり、警報を出したりするのは、非常に一般的なやり方です。
それが、技術発展やコストダウンによって、計測できる範囲が広まっていっているという印象です。
センサーによる計測やドローンによる監視は、他分野でもどんどん進んでいくので、あまり心配していません。むしろ、それらを取りまとめるソフトウェアの方が課題だと思います。
日本の場合、プラントにおいて、各機器メーカーが独立したソフトウェアを納入することが多いです。個々のクオリティは高いですが、プラントシステム全体を俯瞰することに関してはイマイチです。
そういった視点で標準化を進め、プラントを構築するエンジニアも、使用するエンドユーザーも取り組みやすい環境を整備していって欲しいです。ブラントといってもボイラーなどの一部の設備だけに読めましたが、三浦工業などは既に遠隔監視と保守はやってますよね。
スマートグリッドが喧しかった際、日本の電力網は海外と比べて配電自動化など先進的であることを電力会社が謳っていたのを思い出させます。
延命措置のためのIoTやAI導入であれば将来のサンクコスト決定となるので、ブラント全体について管理の標準化など大局的な視点で見直さないと、無駄な補助金とマダラなデジタル化が蔓延るだけになるので、現状のPhysicalブラントを前提にしないCyberシステムが必要でしょう。
2025年に向けて自ら崖を作ることの無いように。現場の感想です。
振動も温度もその他主要値も点検項目として数十年の歴史を持ち、重要設備は従来から中央制御室による常時遠隔監視対象です。
ある意味他に先行してIoTを進め続けてきた業界。
センサー技術開発とコスト低下で監視対象が拡大したのを指してデジタル化なる文意は少し強引と思います。
AI(DeepLeaningを含むlevel4の段階)についてはまだまだ普及が必要で、超高額/最重要設備への適用(半導体製造装置、amazonなど倉庫業における自動倉庫等)から、
さらなる汎用品への適用が期待されます