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戦争回避です。トランプ大統領は、
1)米兵は(イランの攻撃では)1人も死んでいない
2)イランはすでに引き下がっている(イラン政府は、米国がこれ以上攻撃してこなければイランも攻撃しないといっています)
3)米国はすでに原油を自給している。中東には戦争のようなコストをかける価値は無い
という理由で、イランを攻撃する方針は無いことを表明しました。ただし、強力な経済制裁を継続し、イランとは外交による妥結を目指す、と表明しました。
 トランプ大統領のこのような決断が可能になったのは、複数の条件がそろったからです。
①何よりも、米国とイランの双方が、エスカレートと全面戦争、莫大な犠牲を恐れたこと。イランは、もし米国からの攻撃があれば、ドバイやイスラエルにも攻撃を開始するといっていました。しかし、過去のどの戦争も、犠牲が拡大することは双方承知の上で勃発しました。
②米兵の死者が1人もでなかったこと。これは偶然ではなく、攻撃の事前にイラン政府はイラク首相に通告しており、イラク首相から米軍に攻撃があることは通報されていました。また、革命防衛隊の攻撃も、確実に標的を狙う巡航ミサイルではなく、レーダーで捕捉可能な弾道ミサイル22発で行われました。しかし、米兵の死者が出る可能性も無かった訳ではありません。
③トランプ大統領が、元々イラクやシリア、アフガニスタンなどへの関心が無く、中東からの撤退を公約にして大統領選に当選していたこと。トランプ大統領は、米国による世界全体の安全保障の確立といった使命感がありません。対イラン強硬派であるボルトン前大統領補佐官のような政権幹部がすでにホワイトハウスを去っていた、ということもあります。
 あえてヤクザの出入りにたとえれば、最大の広域暴力団アメリカ組が、中東地域では大手のイラン組の若頭を射殺、イラン組は報復としてアメリカ組本部の前でマシンガンを乱射して窓ガラスを割った(ただし人間には一発も当たっていない)、といったところです。イランのハメネイ最高指導者は、これをもって「米国の面体に一撃を与えた」として、十分な成果があったとしています。アメリカ組は、窓ガラスを割られただけとはいえ、今後のシノギを考えればイラン組を襲撃する可能性も大いにありましたが、最大組織の余裕を見せて、手打ちにしてやろう、という態度を見せています。