暖冬による不振色濃く UA、アダストリア、しまむらの12月度は前年割れ

コメント

注目のコメント

• 酒井 聡

  ㈱ニューロープ CEO / PIIF 准教授 / 純文学小説家

  ・2020年01月09日

  アパレルはエクスキューズではなく、本当に天候（特に暖冬）の影響を真正面から受けます。
  なぜならサプライチェーンがとてつもなく長く、多くの企業が6か月前の時点で店頭に並べる商品をオーダーしているからです。
  閑散期生産（工場が忙しくないときに、原価を抑えつつロットの多い主力商品を先行して生産すること）になると更にリードタイムが長くなります。
  
  そしてダウンを初めとした厚手のアイテムは単価が高く、必然的に原価もかかっていて、大して寒くもないのにリテールでこれをプッシュするというのは難しいばかりかブランド毀損にもつながりかねないため、有効な打ち手は値引きくらいになってきます。
  
  とは言え対策しないことには始まらないので、需要予測やリードタイムの短縮化、予約販売など多角的に業界としては取り組んでいるところです。
  業界構造が複雑でしんどいところですが、少しずつ良くなっていってはいるので長い目で見て期待いただきたいと中のプレイヤーとしては思います。
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2020年01月09日

  消費関数をすいけいすれば、冬場の平均気温が1℃上がると、同時期の家計消費が🔺0.6%下がる関係が統計的に有意に検出されます。
• 村上 哲美

  ブレッシングジャパン 宣教師

  ・2020年01月08日

  暖冬でも売り方を工夫すればしっかりと売れるので、暖冬を原因にするのは何だか腑に落ちません。最近の無印良品はかつては年に数回しかやっていなかった無印良品週間を、毎月のように行うことでお客さんが来るようにしています。店に来てくれる工夫をしないとダメだと言うことのようです。