米国が反撃すれば、中東の全面戦争につながる=イラン大統領顧問
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アメリカ国内では意見が分かれています。メディアでは、FOXはトランプ大統領の応援、CNNは批判、世論はまだ分かりませんが、やはり自国が攻撃されたという事で、反撃には一定のサポートはあると思います。
話題の一つはトランプ大統領の方向転換です。つい昨年終わりまで、「終わりのない」中東の戦争から米軍を引き上げる方針だったトランプ大統領が、なぜここでイランを攻撃する事になったのか。アメリカ人に一刻を争う危険があったとの政権の説明に対して、民主党は具体的な説明と証拠を求めています。「仕返し」による殺害は暗殺になり違法ですが、戦争であれば議会の承認が必要になるからです。今回は承認なしで攻撃でしたので、法律根拠として、緊急性が不可欠です。
今後のイランの出方によっては、民主党内でも戦争を承認する議員らが出てくるはず、逆に共和党内では、対イラン強硬派もいますが、そもそも中東介入に反対している議員も少なくありません。
この時点では色々と見解が分かれていますが、明日のトランプ大統領の方針発表を待ちたいと思います。これまでのいざこざは置いといて、今回、先に仕掛けたのはイランの司令官を殺害したアメリカですよね。
宣戦布告もせず、裁判もせず、軍人とは言え自国民を暗殺されれば、普通は報復するのではないでしょうか。イラン革命防衛隊もイラクやイエメン、レバノンにいる息のかかった反米組織を完全に統制しているわけではない。そのため、今回の件で血気盛んになっている部隊は、イラン政府の抑制を無視して、米国に攻撃を行う可能性は十分にあるだろう。そうなると、米国も反撃せざるを得ない。もう、そういうところまで来てしまった気がする。すなわちパンドラの箱は空いてしまった。第三次世界大戦に発展するとは到底思えないが、第五次中東戦争の可能性は相応にあると思う。