【香川×高濱】「感じて、考えて工夫したこと」を言語化する
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タフな試合の前に、信頼する監督にハグされるとホッとするしやる気になる。頂点の厳しさを知る香川選手だからこそ説得力がある話だ。人間は理屈だけではなく、感情や心でできているからで、教育をとらえる時にも見失ってはいけない視点だ。
逆境のデザインも、要はもともとスポーツにある敗北や悔しさについて、指導側が意識的にその価値について分かっておこう、ということ。「残念だったな」ではなく、「今こそこの子は伸びるチャンス」と見られるか。
スポーツマンたちが言語にしないで無意識に実行していた、無数の宝物(実は知力や生命力の核心)を言語化することを身につければ、スポーツ教育全体がより良くなっていくだろう。「勉強は勉強、運動は運動」ではなく「本当に頭を良くしたいならスポーツ(これは音楽や絵画でも熱中・没頭していればそうなのだが〕」というスポーツ教育。「全部を揃えてあげます、というものだけが教育ではないんです。」
教えられたことよりも、自ら気づいた事の方が身につくというのは、感覚的にも明らかだと思います。だからこそ子どもたちが、自ら考え試行錯誤する、つまり工夫する余白を残すことが大事だと考えています。
また、前編の話になりますが
逆境をデザインするうえで、意欲・情熱(私たちはこれを夢中力と呼んでいます)も重要な要素です。
”愛”という土台のもと、本人に意欲・情熱が伴って初めて、逆境は教育になるのであり、そのような状況をデザインしやすいからスポーツは教育としても最高の教材であるというのが私たちの考えです。
そして、教育という視点で見たときに、 サッカーで成功するかどうかという判断軸だけでは、5個のタネのうち1つしか咲かないかもしれません。
しかし、デザインされた逆境のもとで得た経験はとても貴重なものであり、サッカー以外で、残り4個のタネも素晴らしい可能性を咲かせています。
だからこそ私たちHANASPOは、スポーツをその競技だけのものにとどめるのではなく、
スポーツを通じて、競技以外の人としての可能性も広げることを目指していきたいと思っています。「逆境をデザイン」することに続き、スポーツで得た感覚を言語化する必要性について話していただきました。香川さんはそれを「感覚でしているものを論理化する」と言います。
クロップと愛する人、海外でのプレーと留学・・・経験が共通していく面白さをとても感じました。