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周りから英会話を習いたいっていう話を聞くたび、それより英文読解力を身につけた方が、ネットで日本語の何倍も流れてる英文記事を読めるようになっていいのになって思っています。英文をそのまま理解し、英文で記事や本が抵抗なく読める読解力。
洋書っていうと、ハードル高く感じるかもしれませんが、たまの海外旅行のための英会話より、毎日のための英文読解力。いかがでしょう。
Kindleで読める本の無料サンプル、序章と第1章くらいまで含まれているものが結構あり、それだけでも楽しめます。(下手なウェブ記事読むよりいい時間が過ごせる)
読むより聞く方が好きという方にはオーディオブックがお勧めです。
洋書の感想、こちらに書いてますのでよかったらどうぞ。
「篠田真貴子が選ぶすごい洋書」
https://note.com/tuttlemori/m/m5c8fe2d06a7d
個人のnoteにも洋書&和書の感想をちょいちょい書いてます。
https://note.com/hoshinomaki
日本でGAFAという言葉が定着するきっかけにもなった【the four GAFA】も、英語での出版から1年後に日本に輸入されています。話題の中華SFの三体も、日本では昨年第一部が出ましたが、中国語や英語では第三部で完結しています。
とりわけ産業やテクノロジー分野は、一年ごとに目まぐるしくトレンドが変わります。英語でキャッチアップしないと、いまのビジネスの最重要トピックについての、とても面白い考察やストーリーを見逃してしまう。それが日本のビジネスシーンにとって、勿体無いな!という思いで、この特集に参加します〜!
洋書は読むのに時間がかかるので、手に取るのを躊躇したり、途中で挫折してしまう方も多いはず。
そんな方に、内容が面白くて、かつ、平易な英語で書かれている洋書としてお勧めなのが、最近まで日本語訳が禁止されていた”The Goal”です。
https://www.amazon.co.jp/Goal-Process-Ongoing-Improvement-English-ebook/dp/B002LHRM2O
1980年代、日本企業との競争に負けて閉鎖されかかった工場の立て直しを命じられた、マネジャーの悪戦苦闘の物語です。かなり勉強になります。
もしもご興味があれば、ぜひ手に取ってみてください。
第一回で登場するのは、普段から洋書を愛読していることで知られる、元ほぼ日CFOの篠田真貴子さん。僕も早速、いくつかのメルマガを登録してみました。
ストーリー自体は、いっしょに大人になっていった幼馴染み同士が、アメリカとイギリスでそれぞれ苦労し、片方は結婚してしまい、でも最後には結ばれるラブストーリーでとても読みやすい。それをただのお話にしてしまわないリアリティーのある文章と、地理やカルチャー、時代を行き来する展開が読ませます。
ナイジェリアを記述した部分が個人的にはすごく楽しかった。ナイジェリアに行ったことがない人から、何度も行っている人まで、くすりとする部分がたくさんあると思います。原文だとどう書いてあるんだろうと知りたくなり、原書を買いました。
チママンダ・アディーチェはとても有名な作家ですが、それを母語で読めるなんて日本語人口がそれなりに大きくてよかった~と思ったのですが、キンドルで買うと日本語版は4800円、原書版は640円で、やはり日本語はマイナー言語ですね。
英語学習のためという観点なら、洋書もいいですが、まずは自分の仕事に関係がある分野の英文記事を読むのがまっさきに必要かと思います。ニューズピックスで取り上げられる日本語で書かれた世界のニュースは、たいてい英語なら何倍も詳しく、何日も早く報じられています。英語のニュースをピックしても読む人はほとんどいないですから、やるかやらないかで大きな差がつくのではないでしょうか。ニューズピックスの記事なら、英文記事でもまずはコメントから読んで次に原文を読むというのができるので、ハードル低く始めやすいかと思います。
篠田さんの(洋書に限らず)本のお勧めはいつも参考になりますが、この記事でお勧めされている"本のお勧めサイト"は面白いですね。
ミシェル・オバマさんの「Becoming(邦題:マイストーリー)」もお勧めですし、少し前ですがシェリル・サンドバーグさんの「Lean In」も読みやすかったです。
https://jp.techcrunch.com/2018/02/16/2018-02-15-as-tech-automates-blinkist-keeps-its-book-summary-service-very-human/
大学の専攻が英米文学でしたが、不真面目だったので、多くの文献を日本語訳で読んでいました。
でも、言語は思考そのものなので、訳したものだと、読んだことにならないのです。
好きな翻訳者は見つかるけど、作品のことは理解できないという結果に。
学生時代を懺悔しつつ、「Call Sign Chaos」「Becoming」「Digital Minimalism」を買いました。
不慣れな言語で読むのは時間がかかるけれど、それが世界をひろげ、力をつけてくれるのだと、あの頃の自分に教えたいです。