【小林喜光】国の浮沈をかける「プロジェクトM」を語ろう
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注目のコメント
委員1人の北野さん良く存じ上げている、
彼は、ムーショットと基礎研究は違うという。
1960当時でも、月に行く理論的方法や、様々な技術はあった。
即ち、やれば出来そうな事なのだと言う。
例えば、AIにノーベル賞を取らす。
正確には、ノーベル賞級の発見を、やらせるとか
詳細には、内閣府の資料が上がっているので、
そちらを見ていただきたい。
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/index.html
その中で、印象深かったのは、人間の神経と
機械を直接つなぐプロジェクトである。
北野さん曰く、これを海外で発表したら、
こんなクレイジーな事をするのは、日本ぐらいだ
研究させて欲しいと言う、海外の研究者が殺到した
と言われていた。
娘にその話をすると、エバンゲリオンみたいですね。
現在様々な米国発のイノベーションが、映画に
着想を得た物だったりするのと、似ているのかも
知れない。
何となく、やりたいと言う人が沢山集まる理由が
分かった気がする。以前、小林会長に三菱ケミカルホールディングスの経営について伺った際、
「公平な目で見て、経営というのはM&Aですよ」
「R&Dは、どれだけテーマを厳選しても、事業化できるのは1割以下。仮に事業化がうまくいっても、すぐに中国や韓国のメーカーにコストで負けてやられる」
「基礎的なR&Dは国の研究所や大学とコラボレーションしてオープンイノベーションで手掛けたほうが、アカデミアのほうもマーケットを意識して研究できるし、全体が活性化していいでしょう」
と話していただいたことがあります。
ご自身も研究者出身である小林会長が「R&DよりM&Aのほうが断然効率が良い。経営者にとってM&Aは必須のツール」と言い切っていらしたのが非常に印象深かったのですが、お話しなさっていた通り、国家レベルでは野心的な研究開発に取り組んでいらしていることを知り、改めて国と企業の役割のあり方を考えさせられます。
「ムーンショット」と聞くとGoogleを想起しますが、GAFAMの比較対象とすべきは民間企業ではなく、国家ということなのでしょう。
日本において国家プロジェクトと聞くと、必ずしもポジティブな印象は受けませんが、外野からのノイズやお役所からの介入をいかにして退けるかという運用面が重要になるんでしょうね。
6000億円分を撤退し1兆4500億円分を買収した三菱ケミカルホールディングス小林会長が語る「新陳代謝をどれだけ繰り返せるかが経営」
https://newspicks.com/news/3327075/?utm_campaign=np_urlshare&utm_medium=urlshare&invoker=np_urlshare_uid101617&utm_source=newspicksムーンショット型研究開発制度に係るビジョナリー会議
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/moonshot/index.html
「1000億円」は総額ですか?確かに1桁足りない.
欧州では「Horizon 2020」が終わり,次の「Horizon Europe」が2021年から2027年まで走ろうとしている.7年間の総額は10兆円を超える.
米国は,DARPAだけ見ても,年間数千億円.
「AI イニシアチブ」
https://www.hpcwire.jp/archives/19081
「国家量子イニシアチブ法」(5年で1300億円)
https://www.technologyreview.jp/nl/president-trump-has-signed-a-1-2-billon-law-to-boost-us-quantum-tech/
これまでの重点領域研究,戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)との違いは? 別に違っていなくても良いのですが,いつも国主導のプログラムを立ち上げる時,同じことを議論していますね.メンツや技術の固有名詞は変化していますが,議論の内容は同じ.例えば,会議の議事録をコピペしても気が付かないと思う.それが別に悪いことではありません.規模を拡大,領域を変えて繰り返すことは重要です.
総花的な印象だが,要は予算の使い方次第か.明確かつ挑戦的な目標に対してコンペ的な競争原理の取り入れ.脱落・失敗しても批判はなし.予測外への波及はある.
国際連携が見えてこない.これは国家間の競争で,日本ドメスティックで閉じるのか.米国・中国はその傾向が強いが,欧州は国際的な共同研究の枠組みをうまく取り入れている.