NY原油、7カ月半ぶり高値 金も4カ月ぶり高、中東懸念
コメント
注目のコメント
原油価格を70%も押し上げた第4次中東戦争が始まったのは、私が学生を終えて働き始めた1973年のことでした。1955年から18年間続いた東洋の奇跡とまで呼ばれた日本の高度経済成長は、これをきっかけに終わりを告げました。当時の混乱は、今でも記憶に鮮明です。原油価格の上昇が我が国の経済を脅かす構図は昔も今も変わりません。
当時、我が国は米国と同盟を結ぶ傍ら中東との関りが薄かったため、産油国から米国とともにイスラエル支援国家と見做されかねないリスクがありました。これを契機に我が国は中東と緊密な関係を築く努力をしてきたわけで、トランプ大統領がイランを徹底的に敵視するなか、安倍首相がイランのロウハニ大統領と会談するなど米国とは異なる立場を取り得ています。米国もそれを容認して来たわけですが、今回の暗殺事件を契機とした米国とイランの衝突の中で米国が日本にそれを許すのか。
原油の純輸出国に転じた米国と違い、我が国は原油の9割近くを中東に依存しています。米国が仕掛けた“戦争”の影が背景にあるだけに、原油価格の行方のみならず、我が国の中東での立場、そして中東を巡る米国との関係が気がかりです (・。・;今回の司令官殺害は流石に投資家もやばいと思ったのか。
米国としてもシェールオイル生産が維持できる今が戦争が可能な最後のチャンスかもしれない。
米国の石油生産に暗雲 シェールオイル開発が停滞 「親子問題」で生産性低下が顕在化
https://note.com/noriakioba/n/nbdfc22aa1601