香料314種をDB化!花王のにおい強度予測、何がすごい?
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香付きの商品を作るには、合成香料か天然精油を使用する。
合成香料は化学的に作られた香成分で3,000種類以上ある。天然精油はオレンジ油、ラベンダー油、ローズ油など果物や花などから抽出したオイルである。
最近の化粧品は、合成香料が嫌われていて、合成香料不使用とパッケージに記載している化粧品もある。天然精油はいい香りでイメージもいいが高価で、ダマスクバラオイルはキロ単価100万円以上するものもある。
合成香料は、化粧水など皮膚につけるもの用か、シャンプーなど洗い流すもの用かで成分が違ってくる。最近の洗剤は香付きの物が多く、洗い流すもの用の合成香料が使用されていると思われる。
香りは匂いが飛びやすいので、香りが特徴の化粧品は機密性の高いガラス瓶にした方がいい。洗剤などはプラスチック容器でも香がずっと続くので、かなり強い香料で配合量も多くしていると考えられる。
洗い流すもの用の合成香料は香が残るように作られているので、香が苦手な人には迷惑になることもある。
最近は匂いのせいで気分が悪くなるなどの香害が注目されており、空気中の香の強さを調節できれば、香害被害も緩和されるかもしれない。18人の研究員の方の感度のばらつきにすごい興味があります。物質、人に感度が変わりそう。あと、香りのバランスによって、より感じやすいとか。何にしても面白いですね。これはこれとして、消費者によるビッグデータ的なアプローチも欲しいですね。
最後はよく分からなかったです。大前提として、無駄に香料を使っているシーンが多いから無駄が減れば、効用はそのままに、生産、輸送の環境負荷が減るでしょ、ってことかな。
>> 同技術の活用で香料使用の効率化が図れれば、香料の製造や輸送に関する温室効果ガス削減などにもつながる。環境問題解決にも貢献したい考えだ。