銀行の人員削減数は今年7.8万人、15年以降で最多-欧州が大半占める
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欧州で低金利とRPAにより人員が減るのは必然。日本も同じ。但し、単に人員が減るだけではなく人の質や求められる専門性も変わってくるだろう。
日本の銀行は人員の配置換えなどで凌ぐことが多いが各行も人員削減を発表しており、全体としてもこれから削減が進む段階でしょう。
グラフに出てきにくい事象として従業員の国籍があるが、メガバンクなどの海外業務へのシフトによりメガバンクなどで働く外国人も増えている。
日本を除くアジアの新興国の銀行は金利も高く利益率も高い銀行も多いのでアジアの削減人数が少ないのはしっくりくる。銀行の収益が悪化しているということですね。欧州ではチャレンジャーバンクが台頭し、既存大手銀行から顧客を奪っている。
これまでのバンキングサービスでは収益を伸ばせられない。バンキング+アルファが求められています。
+アルファとは、コマースとの連携であったり、通信との連携であったりします。
お金を「預ける」「貯める」「借りる」「運用する」という単純なニーズを満たすだけでは満足してもらえない時代に突入している。
既存銀行は、厳冬の時代に突入です。欧米の金融機関に行くと、店舗の数は少なく、店舗は小さく、店舗の顧客もまばらです。当然、店舗の銀行員も少ないです。
理由は、かなりの顧客がインターネットバンキングに移行しているからです。
日本でのインターネットバンキングの調査の中で一番信憑性が高いのは日本銀行の調べで、インターネットバンキングの利用率は約2割と言われています。
ネットバンクに続いて、メガバンクがこれを牽引していて、地方銀行では1割ほどと言われています。
日本はとかく顧客サービスを大切にします。それはとても良いことですが、収益性はその分低くなります。
店舗を小さくするには一時的にお金がかかりますが、店舗を小さくすれば人も減りますし、店舗の利便性が減り、インターネットバンキングへの誘導もしやすくなるのではないかと思います。