【吉野彰】2020年代、「新・イノベーターの条件」
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うちの学生にも読ませたい、非常に的を射たすばらしいインタビュー。
電池技術は、脱炭素時代のエネルギー政策において、キモになる。
その中心にいる吉野先生が、こうおっしゃっているのは本当に傾聴に値する。
──吉野さんはかねてより、「自動車産業が下請けになる」と公の場でたびたび発言しています。今も危機感は変わりませんか。
変わらないですね。むしろ、ようやくみなさんがそうした危機意識を持ってきてくれたと思っています。
たぶん、今度は車がパソコンやOSのようになっていくんだろうね。車を売って儲けるビジネスじゃなくて、その車を使ってどんなビジネスをやるかという世界に。
グーグルなんかは、まさにそこを狙っていますよね。そっちの方がよっぽど旨味があるから。そういう世界に入って行ったとき、「日本は大丈夫ですか」と。そこですよ。そこを心配すべきだと思うね。
注目のコメント
2020年の2日目は、次の10年を全力で駆け抜けようとする走るビジネスパーソンへ、ノーベル賞を受賞したあの吉野彰さんから、厳しくも温かいメッセージをお届けします。
昨日のニューイヤー駅伝では、優勝した旭化成のゴールシーンに、吉野さんが駆けつけているシーンがありました。吉野さんは民間企業所属の研究者。改めてそう思い知るに至りました。
そんな吉野さんだからこそ、「お上(政府)に忖度せずに物申すことができる」。それがご本人のこれからの役割だそうです。そんな吉野さんに、「新しいことをやるなら、東京から離れていないと」、「便利なだけのAI・IoTは売れないと思うな」など、舌鋒鋭くイノベーションの本質に迫っていただきます。
リチウムイオン電池にまつわる吉野さんのエピソードは語りつくされつつありますが、2020年代に新しい「吉野像」をいち早くお届けできたかと思っています。この下りに激しく首を縦に振ってしまった。
何か大企業のサラリーマンになりつつあって危険を感じる今日この頃。
やっぱり自分もちゃんと尖ったところを持ち続けないとダメだな。
新年早々良いメッセージをいただきました。
よっしゃ!!これは学び多い。
企業として生き延びる厳しさも、時代を俯瞰する目も、研究のエッジも知る、民間の研究者ならではの、迫力と説得力あるメッセージ。
宝だなあ。
「審査を通ったということは、審査している人全員が納得したということでしょう。つまり、審査に通ったものは、すでに「時すでに遅し」になったもの。」とかね。
こういう方には、語り続けてほしい。