11月の有効求人倍率 1.57倍 3か月連続で同水準
NHKニュース
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有効求人倍率は2009年を底に上がり続けて2017年以降は1.6倍前後でほぼ横這い、有効求人倍率も同じく2009年を底に下がり続けて最近は2%台前半でほぼ横這い(11月は2.2%)。日本銀行が推測する我が国全体のモノやサービスの需給ギャップ(需要が供給をどのくらい上回るか)も3年近くプラスが続いています。
失業率が3%を下回れば働きたい人がほぼ働ける完全雇用と長い間言われていましたから、今の我が国の雇用環境がかなり良いのは間違いありません。低いとはいえ経済成長率も潜在成長率(日本の実力)を超え続けて来ました。しかし、それでも日本の賃金はあまり増えません。
金融緩和と財政支出の拡大で景気を支えることのみに目が向く昨今ですが、この構図の背景にあるものに、もっと目を向ける必要があるんじゃないのかな・・・ (@_@。ウーン求人倍率はすでにピークアウトしてますが、そのあとは意外に持ちこたえている印象です。
ただ、すでに景気ウォッチャー調査の雇用関連判断委DIがアベノミクス以降最低水準まで下がってますし、新卒内定率もアベノミクスが始まって初めて悪化に転じてますから、雇用環境全般で考えれば悪化に転じていると判断すべきでしょう。