「全盲クリエイター」というレッテルへの挑戦状 | 野澤幸男
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注目のコメント
3歳で視力を失い、10歳からゲームづくりをはじめた野澤くん。目が見えない自分と冷静に向き合い、エンジニアとして高みを目指す。そんな姿に胸打たれた。
"「見えない」というアイデンティティにすがりつきたくない"
自分に甘えはないだろかと問い正してもらったきがした。言葉にならないくらいカッコいい。
編集しながら手が震えた。
「ある意味「見えない」というアイデンティティにすがりついて生きることになる。もちろん、使えるものは使えばいい。ただ「見えない」だけを武器にしている以上、それがなくなった瞬間、自分のアイデンティティがなくなってしまうのが怖いんです。
最近いろいろと新聞やメディアに取り上げていただける機会が増えて。本当にありがたいのですが、それって「目の見えないプログラマー」だから珍しがってもらえているだけで。正直、自分の中には違和感があるんです」“もちろん、使えるものは使えばいい。ただ「見えない」だけを武器にしている以上、それがなくなった瞬間、自分のアイデンティティがなくなってしまうのが怖いんです。
最近いろいろと新聞やメディアに取り上げていただける機会が増えて。本当にありがたいのですが、それって「目の見えないプログラマー」だから珍しがってもらえているだけで。正直、自分の中には違和感があるんです。
だって僕よりもすごいプロダクトをつくり、注目されている人たちはたくさんいる。やっぱり「評価されるべきこと」でちゃんと評価されたい。それがないとダメだと思うんです。実力が伴ってなければ、「やっぱ見えないとこんなもんか」って言われてしまう。
「目が見えない」という自分に甘んじちゃいけない。これからひとりのプログラマーとして生きていくために厳しい修行と思って飛び込まないとだなと思っています。”