謎の「新NISA」、移管時に税制の大盤振る舞いも
日本経済新聞
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非課税枠を大きく使えて「大盤振る舞い」というが、そもそもNISAは「TEE型」(拠出時課税:T、運用時非課税:E、給付(取崩し)時非課税:E)だから、ロールオーバーするときに簿価であろうと時価であろうと、運用時・給付時非課税の原則を曲げたわけではない。既存制度でも、何億円と大きく運用益を上げても、「TEE型」が故に一切課税されない。だから、大盤振る舞いには当たらない。
簿価か時価かの問題は、非課税拠出枠の妥当性(その金額まで非課税にするということは政策目的にかなっているか)で議論すべき論点。その点は、iDeCo等の非課税拠出枠との並びで、今後政府・与党税制調査会で検討されることとなっている。システム投資がどれだけかかるかを想像すると…新制度への対応を断念する金融機関も出てくるのではないでしょうか。そのぐらい、誰も幸せにならない制度だと思います。