綻びが見え始め、生活の質が分からない「GDP」 代替はある?
日経ビジネス
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注目のコメント
代替指標として人間開発指数(HDI)というものがあります。
これは、所得に教育と保険も加味した指数です。
経済そのものが目的ではなく本来「人」に注目すべきなので理に適っていると思います。
https://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/library/human_development/human_development1/hdr_2011/QA_HDR1.htmlそんなGDPですから、以前から指摘している通り、実質GDP速報の変化率である経済成長率は景気判断に使えません。
実際、今月公表された2018年度の年次推計値では、実質GNIと実質GDIがマイナス成長に改訂されてましたが、誰からも注目されていません。経済学でもGDPは幸福度を示すとは教えていない。それは生産価値を示す。実際にはアベノミクス開始後もリーマンショック前10 年程度の平均的な実質成長率より良くなったとは言えない(むしろ悪いかも)という意味では、生活水準を案外反映している。ただし、公表されるGDP統計もあくまでも推計に過ぎないので、問題があるのはある意味仕方がない。