アーキテクト・オブ・ザ・イヤー2020に隈研吾氏、完成数と影響力で他を圧倒
日経 xTECH(クロステック)
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もはや国内無双状態の隈研吾さんがアーキテクトオブザイヤー。
10年前にこの状況を予測できた業界人はほぼ皆無なはずです。なぜなら、業界からは嫌われていた(妬まれていた?)からです。
90年代の壮大なポストモダン建築により一時都内での仕事を失われた後、2000年代の初期には地元の素材や構法を活用するような石の美術館や馬頭広重美術館で国外受賞からの国内でも返り咲きつつ、GRETE BAMBOO WALLにて中国でのお仕事もスタート。
その後、商業ビルや大規模開発も手掛けられるようになり、ADK松竹スクエア(本社ビル)、梼原町庁舎、長崎県立美術館と様々な用途や規模、立地の実績が目立ってきます。
業界からは嫌われていたのは正にこの頃あたりで「商業主義に寄り過ぎている」などと、当時学生の僕でさえ耳にしてました。当時の立派な()建築家は商業主義とは距離を置き、小さく手触り感のある仕事こそを追求すべきで、資本主義・商業主義な仕事は断るスタンスを目指すべきという空気がありました。。(尚、同様の理由で安藤忠雄さんも業界からは嫌われておりました。)
さて10年後、嫌われていた隈研吾さんは国内外の特に公共建築で無双とも言える程の受注数となり、当時隈さんを嫌っていた建築家の方々との差を開きまくってます。
建築業界として、なぜここまで差が開いてしまっているのか?どこに差があったのか?などなど、「隈研吾さんの仕事の取り方・進め方」をきちんと総括するべきかと。それ程までに無双です。