元農水次官に懲役6年実刑判決 長男殺害、東京地裁
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この事件は色んなことを考えさせられる事件でした。直接この事件にかかわるわけではありませんが、大事だと思ったことを呟きます。
我が国は俗にいう福祉国家と言われています。福祉とは資本主義の欠陥を埋め合わせる形で、個人の幸福のために市場によって供給されない(できない)サービスを国が提供する制度のことを指します。そこには、社会保険だったり、介護だったり、身体障害者への支援だったり、ミニマムな生活保障を行うためのサービスが含まれます。
福祉国家は基本的に家族の弱体化の裏返しでもあります。家族内で提供されていたサービスが核家族化により満足し切れなくなり、そこに代替的役割を果たしているのが福祉国家です。
そういう意味では、今はまだ主流にはなっていませんが、子育ても遅かれ早かれ国家が代替する日は来るのかなと思っています。
一方で、ここで一つ気になることがあります。それはパーソナリティの形成は国が担うことができるのか、という点です。パーソンズという社会学者は、核家族の最大の弱点として、パーソナリティ形成が親子間でしか育まれないことを挙げていました。親との関係が上手くいかない、親だけで子供に対処し切れない時に、子供も親も逃げ場を失ってしまうということです。パーソナリティ形成は本来より複合的なコミュニティで行われますが、それが実に片面的になってしまう、そういった問題点を指摘しています。
子供との関係は個人的な問題なのか、より社会的な問題なのか、極めて重要な問いを突きつけられていると思います。
注目のコメント
人のうらやむような高位高官に上り詰めたにも関わらず、妻は鬱病、娘は自殺、そして自身の手で息子を殺害せざるを得なくなった熊沢被告。
結局人生の良しあしは仕事の成功でも社会的な栄達でもなく、家庭の幸せの如何だということを改めて感じさせますね。いろいろな意見があると思う。この問題は家庭では解決できない。
農水次官の長男殺害だけでなく、交番襲撃事件、カリタス事件、京アニ事件件、いずれも孤独が爆発したもので、イギリスでは省庁横断的な孤独担当大臣というポストがつくられ、孤独の国家損失は5兆円と見積もられた。
孤独は都市のなかで不可視化されているが、突然、暴力として顕れる。世界のトレンドは精神病院に閉じ込めるのではなく、グループホームの活用である。日本はグループホームは認知症のためにつくられたが、もっと幅広いかたちで拡充しなければいけない。
この問題を解決する処方箋として今回、一冊の本を書いたので興味のある方はお読みいただきたい。
https://www.amazon.co.jp/dp/4569845851/ref=mp_s_a_1_3?qid=1576491886&s=books&sr=1-3発達障害があったのであれば、両親のどちらかも発達障害の傾向がある可能性が高いです。
遺伝性が高いので。
発達障害の専門医が言っていたことです。
親がエリートで躾に厳しい家庭ですと、発達障害児との相性はとても悪いです。
興味のないことに集中出来ないため、お行儀の良い子にはなれません。
年齢的にも発達障害への理解がまったくない時代なので、息子もかなり苦しんだでしょうね。
一般就労が出来ていないので、発達障害の傾向が、かなり重たいと思います。
しかしアスペルガー症候群と診断されているため、知的障害はないようです。
偏差値の高い学校に進学していたようで、むしろ学力レベルは高いです。
だからこそ、尚更理解されないんです。
これだけの事件になる場合は、何らかの2次障害を併発している可能性が高いです。
統合失調症もあったとの記事も見ました。
その場合は、家族の手に負えない場合は隔離施設に収容されます。
筋肉質な男性職員に、力づくで連れて行かれます。
親戚で統合失調症の人がいて、診察に立ち会ったことがあり、医師が言っていました。
そういう手立てもあったはずです。
僕は何度もコメントして、運営にもリクエストしていますが、発達障害の専門医をプロで雇ってほしいです。
発達障害について間違っているコメントに、たくさんの「いいね」が付いて、NP利用者ですら、間違った情報を鵜呑みにしてしまっているからです。
僕はこの1年間、全国的に有名な発達障害の医療機関を毎月受診して、精神科医に質問しています。
僕は現在は困っていませんが、正しい情報を世の中に発信するために勉強しています。
※一部加筆