国内新興企業に海外マネー流入 出資件数6年で10倍
日本経済新聞
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海外投資家比率や機関投資家比率については高ければ良いというわけではなく、事業ステージや経営者が考える戦略と資本政策がリンクしていれば良いかと思います。何よりも国内海外の投資家との対話を通じて、関心を持ってもらう事は重要。
肌感覚でもこれは強く感じています。記事で挙げられている3点に加えて、米国スタートアップのバリュエーションが高過ぎることと、世界のイノベーションにおけるシリコンバレーのシェアが下がり始めていることも要因かなと。
国内のスタートアップ企業が外国の有力投資家から出資を受ける例が増えている。外国投資家による新興企業の出資の件数は6年で約10倍、金額は約9倍に増えた。
急増の第1の理由は米国で先行する事業を手がける新興企業の増加。外国投資家は米国の事例に詳しく成長性を理解しやすい。
そして2つ目は人材の流動化。新興企業では近年増加している外資系金融機関出身の経営者やCFOは英語での意思疎通が容易で米国などの投資家の戦略にも精通している。現にメルカリやラクスルは未上場の時から海外にIRに回り、投資家と関係を構築してから上場した。
3点目は安定株主づくりを狙う企業側の思惑。企業側は長期保有をしてくれる外国の機関投資家の比率を高めたい。
日本のスタートアップを育成するのは海外マネー。国内大手になることなく世界大手となった日系ベンチャーがより環境のよい国にへと本社を移すことは間違いありません。