なぜネット系企業はプロスポーツ事業への参入を進めるのか?
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注目のコメント
最近はネット系企業によるプロスポーツチーム買収のニュースをよく見るようになりました。
プロ野球球団に代表されるプロスポーツチームは、ひと昔前であれば会社の認知度を高めるためのコストセンターのような扱いでしたが、楽天やデイーエヌエーの黒字化成功など、現代的経営手法を持ち込むことによって、ちゃんと稼げることが示されたことが、新規参入を促しているのでしょうね。
またメジャーなチームを持つことによって社会の信任を得るという狙いもあるのでしょう。
同時に、ネットの世界に閉じたビジネスの成長に各社が限界を感じていることを端的に表しているようにも感じます。
リソースに制限のないネットの世界で稼いだキャッシュを、より有限なリアルのアセットに置き換えようとする試みですね。時代は巡るってことだなあと感じます。
ネットで完結できるようになると、リアルの交流が恋しくなる。
リアルがメインになると、またネットのようなオフライン的なものが欲しくなる。人間の心理ってほんとにおもしろい!
以下、村上誠典(シニフィアン共同代表)さんのコメントが、非常に納得感あるなあと感じました。
「スポーツコンテンツの特徴は有限性・希少性です。コンテンツの価値が年々上がっている現代において、リアルであるスポーツコンテンツは有限で、希少性が非常に高い上にクオリティが安定しています。そういったコンテンツを持てることがネット企業にとっての差別化になるのでしょう。」個人スポーツの格闘技だけれども、個人単位で所属をジムにしているのはもったいないと感じています。所属を企業の考えはありだし、細かいスポンサーを募るよりも一社のイメージもありだと思っています。