「トラックに運んでもらう努力」がなぜ必要か、製造業に打撃の“輸送弱者”問題
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日本のロジスティック(兵站)軽視は根が深い
日露戦争での勝利で調子に乗ったこと
戦後「兵站」の文字が使われなくなり、「物流」にした事でロジスティックの意味が縮小し、位置付けが低下した
自動車産業や建設業の政治力が強過ぎて、後回しにされる運賃の値上げ分は製品単価に跳ね返らし、最終的にはきちんと消費者へ負担してもらうのが原価積み上げでの価格であると思います。
そこを受け入れてもらわないと運送業界は本当に厳しいです。
トラックの価格はここ数年で2割近く上昇してきました。そして働き方改革での時間制限でこなせていた数量もこなせなくなってきています。
実運送側ではコスト増の要因があちこちから出てきているので、単に人手不足からの値上げだけではありません。
また規制緩和で増えすぎた業者間で過当競争になり、一昔前までは過積載や1週間トラックに乗りっぱなしなど当たり前に横行し、低価格を異常な量でごまかしてきましたが、今は荷主のコンプライアンスも非常に高くなり、当然ですがそんなことができなくなってきており、値上げせざるを得ない業者がいるのも実情です。
同業他社を見ていても、きちんと物流に向き合ってくれている荷主へは運送会社もついていっています。
製造業の売上げ拡大は運送・倉庫会社との連携が必要不可欠だと思います。
記事引用>>>
「1,200円の製品を売るのに配送料が600円かかると言ったら、誰だってちゅうちょするでしょう」(岩崎取締役部長)
この方は「運送会社は利益を上げるな」と言いたいのでしょうか。
そこは運送会社のコストを単に圧縮するのではなくて、販路や1輸送量等を修正し最適にできるように工夫するのは本来荷主の仕事であるように思います。
逆に言えば、環境の変化で我々運送側からの提案によってメリットをもたらせる余地はまだまだあるようにも感じます。1,200円の製品を売るのに配送料が600円かかるみたいなことが起こっている。
荷主が路線便に気持ちよく運んでもらうためにはどうすれば良いのか、こちらも考えなければならない時代。
路線便の運賃値上げや配送拒否は、特に中小零細の製造事業者にとって大きな打撃となっている。
そもそも、路線便というビジネスモデルに無理が出てきているのではないか。
早期対策が必要では。