【大森 望】中国SF『三体』はなぜ世界的ベストセラーになったのか
NewsPicks編集部
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SFは絵空事の世界だと思い込み、関心がなかったのですが、この夏「Netflix」で英国の近未来SFドラマ「ブラック・ミラー」にハマってしまいました。そこで描かれている世界は、現在の延長上にあるリアルな数年先。テクノロジーのすさまじい進展によって、現在がついにSF的な世界に追いついたのだと感じました。
今、中国SF超大作『三体』が世界的ベストセラーになっている背景にも、現在から地続きの事情があるのではと思い、『三体』の翻訳者でSFの書評家である大森望さんにインタビューしました。
インタビュー後半では、私たちが今後体験するかもしれない「近未来」を描いたSFの傑作10篇を選んでいただきました。その中の『百年法』は「人生100年時代」における究極のディストピア……。
年末年始の読書案内としても、ぜひお役立てください。三体、終盤までハラハラしながら読書に没頭しました。文化大革命の描写も歴史小説を読むようで面白い。
でも終盤の終盤になって、本書は実は3部作で、そして第1部より先は和訳が全然されていない事実を知り、虚無感に襲われました笑「中国は何らかのビッグコンテンツを出してくるはず...」と言う期待感(恐怖感)が私には有ります.そして,それは出来れば管理体制や全体主義を賛美するものでなく,我々が大切にしてる価値観に沿って欲しい,という願望が有る.
『三体』はそんな中国外の人の期待や願望を満たしていた.だから世界的に支持されたのだと思います.