スマホ注文・決済システム導入のクラフトビール専門店 キリンHD
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注目のコメント
こちら、今日私も取材させていただきました。
そもそもなぜクラフトビールのお店に?というところですが、どうやら今、若い世代の方々は「とりあえず生!」とは言わなくなったんだとか。。。
皆さん、好きなものを選んで頼むようになり、ビールも生ビールよりもクラフトビールを好む方が増えているのだとか。
そこでキリンHDは、若者のビール離れを回避するために、クラフトビール×若者が得意分野とするスマホを掛け合わせたシステムを導入したようです。
【どのようなシステムかというと…】
まずお店に入ると、QRコードがプリントされた紙をもらいます。
それを自分のスマートフォンで読み込むと、お店のLINEアカウントが表示。
友達になると、URLが書かれたメッセージが届き、それをタップすると…
メニューが表示され注文することができます。
追加注文もそのまま簡単に。
お会計もその画面をタップすれば、LINEPayを通じて即時決済!
お客側は、店員さんを呼んで注文を待つ必要もなければ、レジで会計待ちをする必要もない。
一方のお店側は、オーダー時、会計時の作業を減らすことができるので、人手不足が解消。
双方にメリットがあるようです。
日本は一人あたりの労働生産性が低いと言われていて、例えばG7で見ると、最下位という悲しい数値…。
「おもてなし」という温かい心が一つの文化である日本ですが、今後はそこにITを掛け合わせることが急務になっています。
お隣、中国ではオーダーから決済まで一連の流れでできるシステムは当たり前になっています。
日本もようやくキャッシュレス元年を迎えた今年…。
このシステムが主流になる日も、そう遠くないのかもしれません。
ただ…今回のこのシステムで心配なのが「LINE友達になること」
企業がLINEでつながる理由はデータ保持や管理のためでもありますし、クーポンなどを添付した定期的なPRもメッセージで送るとしています。
そこを消費者・お客側は ”鬱陶しい”と思わないかどうか…。
そこが今回の一つの心配点ではないかと私は思います。
果たして、お店に訪れる方はどのような反応をするのでしょうか。おーっ!ついにこういう合理的なお店が日本にも、しかもクラフトビール専門店で誕生しましたか!しかも記事中の写真を拡大してみると、うちのビールも置いているみたいです。笑
消費者の反応がどうか気になりますね。今度東京に行くついでに偵察がてら寄ってみます!良い試み!
こう行った「セルフオーダー&ペイ」の店舗はクラフトビールに限らず増えてくるでしょうね。
合理的だし店舗スタッフの人員削減にも繋がるけど、もっと重要なのは消費者の好み、トレンドをデータとして持てること。
ペルソナや来店頻度などと、実際に注文したデータを全て保有して分析することで、リアルタイムに消費者の傾向がわかるから、商品開発や発注量の意思決定などに繋げられる。