「グレタ・トゥーンベリ的な言い方では、世界の人々は動きません」 | 説得よりも大事なのは「希望やメリット」
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注目のコメント
グレタさんの行動や物言いの仕方はともかくとして、その背後にあるのが欧州に蔓延するコラプソロジーに若者たちが魅了されているためというのは興味深い指摘ですね。
終末論の流行は今に始まったことではなく、日本でも古くは末法思想、最近?ではノストラダムスの大予言と、それこそ世界中で数限りなく繰り返されてきました。
コラプソロジーは気候変動により2030年には人類文明は崩壊するという新手の終末論の一つですが、彼らは自然を無限の資源として食い尽くしたことが破滅の原因であり、人間が根本的な解決策に向き合うには、終末の恐怖こそが、その行動に駆り立てる方法だと考える傾向があることが度々指摘されてきました。
つまりグレタさんは環境保護活動家のシンボルではなく、コラプソロジーのシンボルだと考えれば、一見過激に見えるその行動も説明がつくというわけです。
真偽の程は分かりませんが、そういった側面もあるのは個人的に納得のいく分析のように思います。なるほど、きちんと分析をするとこうなるのですね。
私は、シンプルに、彼女のスピーチは人々の共感を誘うのではなく、スピーチを聞いている人々に怒りをぶつけるというところが、支援や行動の輪が拡がらない理由だと思っています。
怒りをぶつけられた人が、身に覚えがあるならばまた違ったのでしょうが、国連の彼女のスピーチを聞く人々は、それなりに環境問題に関心がある人々だったはずです。つまり、日頃、自分が出来る範囲で環境に気を配っている人々です。
そういう人々が、まだなんの実績もない子供に、一方的に怒りをぶつけられたら、それは、共感しないで当たり前だと思います。
彼女の怒り炸裂スタイルのスピーチは、地球環境を破壊している当事者に一対一でやれば良いのではないでしょうか?