「複数店化」でオーナーに奨励金 ファミリーマート
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複数店舗を経営するオーナーは、ファミマだと46%と想像していたより多かった。
本部としては、複数店舗経営してもらった方が安定性は出るのと、店舗を指導する人のマネジメントコストは下がるので、「複数店化」の促進は重要な経営戦略だと考えています。
"複数店オーナーの店舗数がチェーン全体に占める比率を10年2月期末で比較すると、ローソンを除く大手4社ではファミリーマートが最も高かった。約6700店の加盟店の約46%で前の期より5ポイント程度上昇した。複数店を経営するオーナーも1000人を超えた。"
参考:複数店オーナー、コンビニ店続々、ファミマ、年度内5割に、集中出店での競合緩和。
https://messe.nikkei.co.jp/fc/news/66502.html
セブンイレブンだと別のインセンティブチャージがあるようですね。
"セブンイレブンでは従来、独立開業後5年を経たオーナーが2号店を出店した場合に、本部に支払うセブンイレブンチャージ(ロイヤリティ)を軽減する「インセンティブチャージ」が適用され"
セブンオーナーとして複数店がうまく行く秘訣はとにかく「新しく」
https://www.fc-mado.com/useful/sevenowner14/複数店経営の奨励金自体はどこもやっています。
この記事には制度にどのような変更点があるかの記載されていないので、この制度の影響に関してはなんとも言えません。ただ、記事を読む限り、運営店舗数に応じて、奨励金の額や比率が変わる契約に変更するようです。
一般的に、複数店って2店舗とか3店舗とか多くても5店舗くらいなもんです。(ローソンのマネジメントオーナー制度は、別枠です)。数店舗レベルの運営自体は今の制度でも成立しているし、複数点比率も今や非常に高い。つまり、複数店を奨励と言うよりも、複数店オーナーがより多くの店舗を運営する事を奨励する制度への変更かなと思っています。
当たり前ですが、複数店のロイヤリティは1号店よりも低くなります。複数店が増えれば増えるほど、本部の店舗あたり収益は減ります。そして、沢田社長は、都内などの一部を除き店舗数は増やさない方針を他の記事で語っています。これだけ聞くと、矛盾した動きのように見えます。
新店舗を抑制するのに、複数店運営のインセンティブを厚くするのは、それだけ既存オーナーが契約更新をしない、もしくは今後増える事が予想されていると言う事。契約更新されない店舗は、他のオーナーが引き継ぐか、直営店にするか、店舗を閉めるかしかありません。
小売チェーンは数のビジネスです。店舗を閉めるのは1番ダメ。FC ビジネスである以上、直営店は最低限しかいらない。店舗数を減らすくらいなら、本部利益を下げても、FC として運営するのが良いと言う判断でしょう。
以下、各チェーンの奨励金制度
セブン
https://www.sej.co.jp/owner/keiyaku/encouragement/
ローソン
https://www.lawson.co.jp/company/fc/strength/
ファミリーマート
https://www.family.co.jp/company/fc/system/multi-store.htmlコンビニでバイトしていたからわかるけど、オーナーは絶対にやらない方が良い。
本人どころか家族も大変。1店舗だけでも、すげー大変そうなのに、プラス100万円ごときで2店舗目を、なんてちょっと考えられない。