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韓国大統領、習主席の国賓訪問要請 中国外相と会談

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    文在寅大統領の心情としては、習近平主席が日本を国賓として訪問するのに、韓国に来てくれないというのが我慢ならないのでしょう。
    韓国では、保守派や軍隊の中で、トランプ政権の駐留経費負担増額の厳しい要求や日韓GSOMIA破棄の問題で、米韓同盟に亀裂が入るのではないかという危機感が高まっています。
    こうした状況の中、文在寅大統領が中国にすり寄るのは理解に苦しみます。現在の韓国は、いかに米韓同盟を維持するかが課題のはずなのに、です。文在寅大統領は、もはや北朝鮮を敵とは考えていませんから、米軍が(一部)撤退してもかまわないと考えているのかも知れません。
    しかし、こうした考え方は、韓国内で強い反発にあうでしょう。韓国軍は、米朝交渉の行き詰まりを見て、北朝鮮が新たな軍事的挑発行為を行うと考えています。最悪の場合には、韓国に対する軍事攻撃も有り得るとするのです。そのための非常事態対処作戦を考えなければならないとまで言います。
    全く逆の方向に進もうとする文在寅大統領は、韓国内でも、韓国の存続を危うくする者ととらえられるかもしれません。
    さらに、文在寅大統領がいくら中国にすり寄っても、現段階では、中国は明確な韓国支持の姿勢を示さないでしょう。現在の中国にとって重要なのは、来年の習近平主席の日本公式訪問です。中国側は、習近平主席が国賓として日本に訪れることに強くこだわっています。
    この地域における米国のプレゼンスを低下させるためには、日米韓の安全保障協力を壊すことが重要ですが、中でも、日米離反が最も効果的です。中国は、日中関係改善を図り、日米が一枚岩でなくなることが望ましいのです。
    日韓関係が悪化している中で、明確に韓国支持の態度をとれば、日本がそっぽを向くかもしれません。それでは、中国の目的は達成できないのです。実際、中国は日韓GSOMIAの問題に関して何の評論もしていません。
    米中貿易交渉および米朝非核化交渉ともにうまく進んでいません。地域の安全保障環境は不安定化するでしょう。しかし、そうした状況こそ、日本にも独自の外交・安全保障政策を展開する機会を与えるものでもあります。文在寅大統領は流れが良く見えていないようですが、日本はこの機をうまく利用する必要があります。


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