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ある意味最強のブランディング。

商品がまるで弟のような存在になり、圧倒的な愛嬌があるということ。
安い、美味い、強い、みたいなものはすぐに競争にさらされますが愛嬌は作れない。だからこれだけ続くのだと思います。

ナポリタン味のように不味くても許されるってすごいです。
失敗したとしても「しょうがないな」と笑って許されるし、むしろ次のチャレンジを楽しみにしてもらえる。

「コンポタはヒットしましたが、ナポリタンは大失敗でしたね。」
「ガリガリ君はすべての人の弟という(立ち位置をベースにした)商品開発やマーケティングを続けてきたことが愛着を持たれている要因だと思います。」
私もマーケティングとして興味を持っている「ガリガリ君」の誕生秘話。38年もの間これだけ話題を振りまき、かつ売れ続けている大衆製品も珍しいです。本当に尊敬していますが、なるほどと思うことが記事中に多数ありました。さすがですね。
ガリガリ君が擬似兄弟になれば、一生の付き合いになりますね。ときに危なっかしいことをやるからこそ応援してしまう。

「また変な味の新商品出してるよ、買ってやるか」みたいな。
コンポタ味はコンビニで見かけましたが、
ナポリタンは見たこともなかったです。
失敗ふくめて、定期的に話題を取りに行く。
二番煎じはしない。
人を少し驚かせる。
100点を取りに行かない。
物づくりの上で大いに吸収したい考え方!


以下、記事より。

―鈴木さんが新しい商品を開発する上で大事だと思うことを教えてください。
 三つあります。まずは(それまでの)ヒット商品を否定し、決してまねをしない。真逆を行き過ぎて顧客が着いてこれないと困るのですが、常に人を少し驚かせようという思いを持つことを(赤城乳業の商品開発部長時代に)部の理念にしていました。二つ目は100点を取らない。自分が「100点を取った」と考えたらそれ以上の成長はありません。(商品化の後も)他人の意見を取り入れて次に発展できる余裕を持つことは大切です。三つめは(商品の味という観点ですが)1本で顧客を満足させず、3本食べられるような商品を作ることでした。
ガリガリくんが成功した3つの要因を分析

①市場セグメントの再定義
"アイス業界より桁違いに(市場規模が)大きい飲料業界にあることに気付きました。それがラムネやサイダーでした。"

②ターゲットの再定義
"アイス購買層の6割を占める女性に敬遠されると、その商品に未来はありません。「これではどうにもならない」と思い、デザインを刷新しました。"

③組織文化を競争力に変える
"赤城乳業の最大の良さは自由に仕事ができるところ。例えばコンポタという提案には(それがよいか悪いかの)判断基準がありません。そこで提案者が覚悟を決めて商品開発しているかを見る。(その覚悟があるなら)会社は損をしてもそれにかけます。"

セグメンテーション→ターゲティング→組織文化を活かして差別化要素を強化…という素晴らしいマーケティング。
ボクは、ガリガリ君の根底に見える「遊び心」の
ファンです。
楽しもう、というどこかノスタルジックな雰囲気さえ漂わせるチャーミングな魅力が自然と頬を緩めさせてくれます。
ナポリタン味がやばかったときの衝撃は今でも覚えてる。
もはや国民食のガリガリ君。すべての人の弟って、良いなぁ。