英容疑者、過去に爆弾テロ計画 ロンドン橋襲撃、5人死傷
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ロンドン橋では、2017年に11人が死亡する事件が起きています。その時は、まず自動車で通行者たちを襲ったために、より多くの死者が出ました。「自爆ベスト」の偽物を着ていたのはその時も同様で、ヨーロッパで類似の事件が起きる時は、やはり同様の装いをしている例があります。
ほぼ同時刻に、オランダでもナイフによる通行人襲撃が起きています。パリ北駅でも、爆発物まがいの荷物が放置してあったため、避難騒ぎが起きています。先日パリの警察署で現職職員が同僚をナイフで襲って殺害した事件では、実行犯は所内で武装して警備についていた訓練生によって射殺されました。
その際の報道の中には訓練生が実行犯を射殺する際に従った一連のプロトコル(銃器を使用できる条件や警告の手順など。ただしこのケースでは実行犯が聴覚障害を抱えていたことも問題となりました)、その根拠となったパリ同時多発テロ後に制定された関連法を説明したものがありました。
今回のロンドンでの事件でも同様の報道はあるかもしれませんし、仮に今回の警察の対応に疑問があればまず報道で挙げられ、次にロンドン市警が説明や調査に応じることは十分に期待出来ます。民主国家における警察力の行使はそうした市民による監視と相互の信頼関係の上に成り立っています。
香港の事例と比較するコメントもありますが、香港の一連のデモに対する警察の対応の調査は運動の極めて極めて初期から行政府に向けて要求されていた事柄の一つです。そして未だに受け入れられていません。既に監視も信頼関係も停止している状態であり、これらが回復しちゃんとした調査が成されない限り報道の表面だけをなぞって比較するのは無理だと思います。