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NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
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文房具・事務用品メーカー、主要ブランドは「キャンパス」シリーズ。オフィス家具、通販事業「カウネット」などの小売も展開し、3事業が中核。執務空間を一般に公開するライブオフィスも。
時価総額
3,096 億円
業績
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文具・事務用品メーカー。1960年世界初のノックシャープペンシル「ぺんてる鉛筆」を発売。水性マーカーでは業界シェアトップ。21か所の海外販売拠点を軸に120か国以上で販売展開。
業種
文房具・事務用品
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実はこの問題は、7年前に発生したぺんてるのお家騒動が遠因となって引き起こされています。NewsPicksはその当事者であり、追い出された張本人である、創業家の堀江元社長にインタビューしました。
普段はあまり深掘ることのない文具業界ですが、プラスが始めたアスクルを筆頭に、メーカーの流通覇権争いが起こってきた歴史は、とても興味深いです。どの業界でも、川上と川下が直接結びつき、専業卸の存在感の低下が避けられないことを象徴しているように感じます。
そういう脇の甘さを突かれて意に沿わない買収が仕掛けられてしまうんですね。
もっとも、その「意に沿わない」(=敵対的買収)というのは、嬉々としてお家騒動に夢中になっている経営陣にとって気に食わないだけで、こんなしよーもない経営陣のもとではやってられないと感じている従業員が多くいるケースも少なくなくありません。
クーデターで失脚した、ぺんてる元社長のインタビュー記事だけにとっても興味深く拝読しました。
紙のコクヨと筆記具のぺんてるだけに1+1=2にはなっても、シナジーはあまりないような気がします。
また、サラリーマン社長と創業社長の違いについても考えさせられます。
ここまでくると、サラリーマン社長のインセンティブは何になるのだろうか。自分で持っている株を高く売る、ということ以上に、会社について、どうのように考えているのだろうか。興味が湧きます。
コクヨの方がTOB価格が高い状態。現在の役員陣が一定の株数を持っていることを前提にすれば、それでもプラスを支援するのであれば、経営方針の話もあるかもしれないが、その後の処遇もありうるだろう。
逆に他の株主へのアピールという観点で、統合後の経営方針・経営陣についての考えなどが気になる(今のところ言及がないように思うが、コクヨは関係がこじれているから就任はないだろうと思う)。
また、3代目社長がクーデターにあった具体的な理由は本人からは話してもらえないでしょうね。ワンマン社長で収拾がつかなかったから仕方なくクーデターをされたのかも知れませんし。
その中で、堀江圭馬氏の動きのほか、元専務であり同社OB会会長をされている池野氏の動きにも注目した方が良いでしょう。
https://newspicks.com/news/4431571/
文具にかかわる分野のバリューチェーン全体の再構成だと思います。
リアルな文具の利用シーンはどんどん限られていく状況ですから。
ぺんてるのお家騒動が発端となり狙われてしまったので、
クーデターを仕掛けたぺんてるの現経営陣の判断ミスにも見えます。
株式公開買い付けの結果が中途半端となればそれこそ、
ぺんてるの未来には暗雲が漂うしかない気がします。