医薬品卸大手4社談合疑い 地域医療推進機構への納入
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そもそも医療業界では、エンドユーザである患者さんへの提供価格(薬価)が一律決まっている時点で、構造上に無理が生じる。
保険診療で固定された薬価の性質上、独占禁止法が問い質される中にあっても、製薬会社ごとまたは薬品別に、一次卸業者を決めるべきだと思います。(卸会社のマージンを決めておいて、価格交渉はMRと直接すればよい。もっと言えば、病院・クリニックのマージンも一律に決めても良いのでは)
卸会社の不要論がありますが、薬品の在庫を大量に抱えられない病院やクリニックにあって、保管環境がシビアな医薬品の物流インフラを、製薬会社が独自に持てるのか。生命に直接影響する医薬品の物流は、一般の配送業者とは分ける必要があるのでは。卸し会社の役割は十分にある。
注目のコメント
談合はだめですが、、
背景として一般的な製品と違い売値である薬価が固定されており納入価も下がりにくい。
その特殊な構造の中で卸が差益を出すのは困難。
中期的に見れば、納入価が下がれば薬価改定でこれまで以上の薬価が下がるだろう。所得の平均が低下していることを考えれば歓迎すべきことかもしれない。
ただそれにより国内の製薬メーカーの開発力は低下に繋がる。
今、欧米に限らず中国などでも新薬の開発は活発化している中日本は遅れをとっている。
その点を踏まえて長期的に見れば、
いずれ日本は欧米や中国の開発した新薬のジェネリックばかり作り、お金のある人間は海外からネットで取り寄せる時代になりかねない。とも感じます。
私もあーだこーだは言えますが、どう改善すべきかはハッキリ言えないです。難しい問題ですね。「医薬品卸売」が談合の疑いとのことですが、「卸」という業種自体がすでに付加価値や差別化をしにくくなっていますよね。まぁそうなって10年以上経っていますが。
談合でもやらないと存在できないくらい経営的には厳しいのかもしれません。そうなってくるとそもそも卸売という立場自体が不要なわけで、構造的な問題ですね。もう業界構造的にやむを得ないくらいの状況に追い込まれている気もしますね。営業利益率1%とか2%の世界ですし、コスト以外で勝負どころがほとんどない中、4社に集約されていったわけで、それでも不要論があるくらい厳しい環境で、今は卸売だけじゃなく製造請負やら小売やらにまで事業ドメイン広げてたりもしますけど、Amazonが薬剤師も抱えて処方箋まで受け付けられるような業界の根底を覆すサービスを投下した日には、メーカーはAmazonに直接納入すれば終わりで、もう卸売や調剤薬局なんて概念すら無くなるでしょうし、いま儲かるところをなんとかキープしたい現状維持バイアスが働くのは大企業として仕方ないのかなぁと思った次第です。
まあ、でも違法は違法ですね。