中国人民銀、金融リスク増大を警告 監督強化へ
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日本の場合、政府の借金だけでGDPの2.4倍、民間債務を併せるとGDPの4倍です。中国に隠れ借金がどれだけあるかは知らないけれど、民間債務がGDPの約2倍、政府債務がGDPの約半分、両者併せてGDPの2.5倍ですから、いざとなったら民間の債務、なかんずく国営企業の債務を国が肩代わりすることもできなくはなさそうです。中国が頑張ってくれないと、膨大な借金を抱えた日本政府が更に借金を増やして景気刺激する局面が増えるかも。
地方債の発行、預金準備率の引き下げ、ハイテク企業への補助金、インフラ投資の復活といったことで米中貿易摩擦の影響軽減に動き始めた中国政府。「経済成長とリスク回避の微妙なバランスを取っていく方針」は中国のためには間違いなく正しいですが、日本政府の財政状態をこれ以上悪くしなくて済むように(笑)、もう暫く“積極策”で頑張って欲しいなぁ (^_-)-☆貿易問題によってすっかり忘れ去られていますが、数年前までの世界経済における最大の懸念は中国の信用バブルの崩壊でした。成長率が幾分低下しながらも、うまくコントロールしている印象があります。が、中国当局としては、さらに警戒度を高めていく、ということでしょうか。
それにしても原文読んでいませんが、「ブラックスワン」「灰色のサイ」などという単語を本当に使っているのでしょうか。なかなかこじゃれていますね。金融リスクが膨張していることを受け、想定外の大きなリスクをもたらす「ブラックスワン」よりも、顕在化しているのに見過ごされがちな「灰色のサイ」に注意せよ、としています。
確かに今年に入り、中国では、相次いで地方金融機関の経営難が報じられています。地価も一部で不安定になっています。
警戒レベルを上げておくべき時かもしれません。