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デモを「一掃」?香港に現れた中国軍特殊部隊 | 麗しの島から | 福岡静哉 | 毎日新聞「政治プレミア」

毎日新聞「政治プレミア」
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  • 笹川平和財団 上席研究員

    中国共産党にとって、香港は、自分たちが気を遣わなくてはならない相手になっているのかも知れません。香港に駐留している部隊が、香港基本法に違反して市街で活動を行うのは、中国共産党中央からの指示があったか、指示が無くても、勝手に行動してかまわなくなっていることを意味します。
    いずれにしても、香港駐留部隊の行動は、中国共産党の意思を反映しているものと言えます。その目的は、記事にもあるとおり、3つあるでしょう。1つ目は、香港市民の共産党に対する支持の獲得です。こうなった原因には触れずに、抗議活動が香港を破壊し、人民解放軍(共産党)がそれをきれいにしているのだとアピールするのです。2つ目は、既成事実を積み上げ、人民解放軍の行動に慣れさせることです。3つ目は、香港市民に対する威嚇です。
    どれか一つというよりも、それらが全て目的になっていると考えた方が良いと思います。いずれも中国共産党の世論工作の手法として、あり得るものです。
    問題になっているのは、人民解放軍の部隊が香港基本法を平然と無視して行動したことですが、その部隊の中に、新疆ウイグル自治区の対テロ部隊の兵隊たちが混じっていたことが物議をかもしています。
    実は、香港警察は新疆ウイグル自治区の人民解放軍の部隊と交流しています。交流というと聞こえは良いのですが、人民解放軍が香港警察に、対テロ作戦や強制収容所の運営などを教えているのだと考えられます。2016年には、新疆ウイグル自治区の部隊の監獄局副局長が香港警察を訪れていますし、2018年には、香港警察が新疆ウイグル自治区の視察に赴いたとされています。
    中国共産党が、香港を自由のままにしておくはずがありません。中国のような権威主義的国家において、統治者は、自らに背くものは容赦なく弾圧するのです。統治者は、自らも暴力で倒されることに極めて敏感なのです。香港情勢は、新疆ウイグル自治区や台湾にも影響を及ぼすかもしれません。共産党に対する反感や抗議が中国社会に広がることほど、共産党指導者が恐れるものはありません。それは、自分たちが権力を握った過程そのものだからでもあります。香港の抗議活動は、地下に潜らざるを得なくなるかもしれません。


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