【図解】デジタルトランスフォーメーションの光と影と落とし穴
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【技術的な負債がDX実現の課題に】
デジタルトランスフォーメーションを実現するには経営陣の理解、予算、組織、技術負債等多くの課題を乗り越えないといけません。
記事中にあまり言及がなかったITシステムに焦点を絞って課題を掘り下げます。
経済産業省が発表した「デジタルトランスフォーメーション に向けた課題の検討」によると、日本企業のIT関連費用の80%が現行システムの維持管理に使われており、戦略的なIT投資に資金・人材を投入できておらずデジタルトランスフォーメーション実現の課題となっているとの事です。
現行システムの維持管理にIT予算の大半が費やされている背景は次の通りです。短期的観点でのシステム改修を繰り返した結果、長期的に保守・運用費が高騰する「技術的負債」が生まれ、これを返済することができなくなっています。
経産省の資料の通り、実際、日本企業はアメリカ企業と比べて戦略的なIT投資 (攻めのIT投資)が進んでおりません。
技術的な負債をどう乗り越えていくのか攻めの予算編成をどう立てるのか、その先にデジタルトランスフォーメーション実現がありそうです。
経済産業省
デジタルトランスフォーメーション に向けた課題の検討
https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/digital_transformation/pdf/001_haifu.pdf最近頻繁に出てくるデジタルトランスフォーメーション、通称DXの図解レポート。多様な定義、世界との比較、推進の仕方、そして落とし穴。さまざまな角度からみてまとめています。少しボリュームが多いですが、資料のような感覚で眺め、後のために保存してもらえたら幸いです。
地方の中小企業さんを例に取ると、
取り組む姿勢は弱め、推進するにも社内にも社外にも適任者がいない、外部組織と連携を取るにも身近に連携を取れる組織がいない、などの障害があり促進されないという現実があります。
これらの人材不足は中小企業に限らず、大企業などでも共通した課題との事で、DX人材は非常に需要がある人材なんだな、というのが一目瞭然。