スタートアップの成長フェーズを知る
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「スタートアップの成長フェーズを可視化」する試みをしました。
ただいたずらに特定のスタートアップに対して色をつけることは意図していません。
極力恣意性を排除するようデータをいろいろな角度から検証しましたが、例外が非常に多く、様々な形態でファイナンスがされていました。
議論の叩き台として、今後、データの整備とセットで、改善していく所存です。この「シリーズX」というのはなかなかの曲者で、何を以て「シリーズA」と呼ぶかは会社次第だったりします。
他社のシリーズA調達額に比べて自社の調達額が少ない場合、横比較されるとしょぼく見えるので、「このラウンドはプレシリーズAと呼ぶことにします」なんてことも、実際ありますからね。あんまり本質的な議論ではないと思うのですが。
その意味では、第三者が横断的に定義づけることには、横比較という点でそれなりに意味があると思います。
またラウンド名称がどんどん細分化しているのも最近の特徴です。「プレシード」「ポストシード」「プレシリーズA」。もはやよくわかりません。
例えばUSの Bullpen CapitalというVCは「自分たちがポストシードという領域を新たにつくった」と述べていますね。
ちなみに今から10年ほど前、零細スタートアップを営んでいた際、1億円の資金調達を経て、ベイエリアのPlug&Playのイベントで唯一の日本からの参加者としてピッチしたことがありますが、その際、「シリーズAは完了済」と説明したところ、現地の人々に「ここでは$1Mの調達をシリーズAなんて呼ばない。シードと言い換えなさい」と指摘され、なんだか妙にばつが悪かった覚えがあります。シリーズが上がっていく=エクイティストーリーがあるので価値を上げながら攻めの資金調達ができる。そういう企業が増えて、この山がどんどん大きくなって、日本全体での「挑戦量」が増えてほしい!
※アントレペディアやami(サービス名)、JVR(会社名)改めINITIALとなりました。