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パナ、液晶パネル生産から撤退 21年めど、競争激化で

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  • NewsPicks ジャーナリスト

    「パナはまだ液晶を作っていたの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
    実は三菱電機も、産業用途に特化した液晶ディスプレイーを今も作っています。

    補足
    日本企業ではシャープを除き、液晶パネルという中核部品は中国や韓国企業中心に他社から外部調達しています。パネルの価格があまりに下落しており、自社生産(内製化)しても赤字が膨らむばかりだからです。
    そして、外部調達したパネルに筐体や画像処理ユニットなど他の部品を組み立て最終製品にして販売しています。

    儲からなくても、家電量販店で目立つ売り場に設置される「家電の王様」ことテレビの撤退は、各社とも難しいのが実情です。なので、液晶パネルなどの部品をいかに安く外部調達し、赤字を出さずに事業継続するかの戦いとなっています。

    その中で、パナソニックはプラズマテレビからは撤退していましたが、液晶パネルについては姫路工場で作り続けていました。
    2016年にテレビ用途の液晶パネルをやめ、液晶テレビは他社からの外部調達に切り替えました。
    そのうえで、液晶パネルの製造は撤退せず、医療様モニターや車載ディスプレイといった「BtoB」に転換して生き残りを模索していました。

    生き残りに向け、医療向けに有機EL並みのコントラスを実現した液晶パネルなどを開発してきました。
    液晶パネルを製造する姫路工場は、空いているスペースで角形車載電池に生産に活用することで、液晶パネル事業の固定費を電池事業に負担してもらう。これによって、液晶パネル事業の固定費を削減することで黒字化を目指す試みもしました。
    ですが、黒字化はなりませんでした。

    4月には液晶ディスプレイ事業は「事業部格」から降格。売却や他社との定型含めて何かしらの施策を模索していたようです。
    前述の角形車載電池は2020年春にトヨタとの新合弁会社に移管されます。液晶パネルから撤退することで、姫路工場で空いたスペースを車載電池の生産拡大に当てるのかもしれません。


  • 製造業 Marketing Manager

    IPSアルファテクノロジを起点とすれば、パナソニックと日立と東芝の合弁会社として2005年に始まった大型液晶パネル事業会社からのスタート。茂原にG6.0の工場を立ち上げるも、海外メーカーやシャープとの競争は激化の一途を辿る。(すみません、修正しました)

    G8.0拠点を姫路に立ち上げることを計画するもなかなか進まず、ようやく2010年に2000億円以上を投じて完成する頃には大型液晶パネル市況はさらに悪化しており、合弁は解消され、茂原のG6.0はJDIに2012年に譲渡されました。茂原に勤める社員は片道切符で大阪の茨木へ行くことになった人も多いと聞きます。(その後茨木の閉鎖、ヤマトへの売却に伴い、姫路に集約)

    この頃には姫路のG8.0は競争力をほぼ失っており、32インチパネルは主流サイズではなくなっていました。その後、パナソニックは大型向け以外にもBtoC向けを含む様々な顧客展開を模索するも、なかなか軌道に乗らず、結局は車載向けなどに傾注することに。
    2016年には大型向けを終息させており、残りは中型パネルなどであった。しかし台数と面積のバランスとしてはG8.0サイズから10インチを切り出すと非常に面取り数が多く、その割に車載やBtoBは台数が出ないというジレンマがあったはずで、特に黒字化には苦戦してきたのではないかと予想される。
    決算公告でも2019年3月期で
    売上283億円
    利益マイナス81億円
    純資産マイナス5568億円
    という非常にしんどい状況だったと思われる。

    パナソニックとしては大型向けではプラズマパネルも尼崎で製造していたわけですが、こちらも巨艦工場を止め、閉鎖。プラズマテレビからも撤退することになりました。

    姫路が角形電池工場として活用されつつることは気が付かなかった。
    https://newswitch.jp/p/17606


  • 製造業 生産技術

    感慨。何か言いたかったけれど、まとまりません。
     
    ひとつだけ言えるとすれば、傍目には無様な結果に見えるかもしれないけれど、それは必ずしも彼らのせいだけじゃない、ってことです。
    2011年の地デジ停波のとき、外付けチューナーを使って世の中のブラウン管を一部延命させる、というのが当初の業界ストーリーでした。
    しかしエコポイント大増額や大キャンペーンの影響で幸か不幸か、日本中のテレビが一気に液晶に入れ替わることになりました。
    シャープさんもパナさんも、あのときの異常な需要に真摯に応えた結果の設備投資です。あれがなければ、皆さんの手元にテレビは行き渡らなかったかもしれないんです。
    いちど工場を造ってしまうと、減価償却には6~30年くらかかかります。赤字だからと安易に撤退すればその残りは全額特損です。
    自然、「建屋は転用するとしても、せめて中の設備が償却しきるまで……」と足枷になってしまいます。
    これはね、責められないですよ。


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