【新】英国の元・底辺中学で見た「子どもが伸びる」学校選び
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小中まではあえて公立校で、という親はいます。理由は様々ですが、多様性に触れて欲しいとの理由もあります。私立に行けば、経済的に一定以上の家庭の子どもたちが通う。文化資本的にも似た家庭が多い。ただ、社会に出ればそれこそバラバラ。なので、義務教育のうちは公立にと考える親もいます。
「取り残される子どもたちを作らないこと」
これは、米国でも同様の政策が採られてきました。No Child Left Behind Actです。その後、Every Student Succeeds Actに引き継がれました。
昨今、日本の文科省も誰一人取り残さない政策を掲げていますね。ー 例えば、日本では多様性というと、人種やジェンダー、LGBTQ(性的マイノリティ)を思い浮かべますが、実は格差というのは縦の軸における多様性のことです。それを「多様でいい」にしてしまったら、「お金がなくて昼食が食べられない子はそれでいい。社会は多様だから」という考え方になりかねない。ー
この方の言う「横の多様性」の高い環境で子育てしている身として身につまされる、とても良い特集。
自分こ子らの同級生は文字通り人種のるつぼだが、そこに貧しい出自の子はいない、極端ないじめっ子も、障害を持った子もいない。ややそれらしい子がいたとしてもいつのまにかいなくなっている。
私の年代の日本の田舎の公立小中にはそれらはたくさんいた。そこでストリートスマートや、他者への受容性やらを身に着けたように思う。我が子がそれと真逆の純粋培養で育つ事への漠たる懸念に悶々としながら、シンガポールのインターナショナルスクールで子育てしている。思わず、子育てでの悩みを打ち明けてしまった一幕もあるんですが、ブレイディさんの答えに、気が楽になると同時に気が引き締まるような、そんな心持ちになりました。
お話を伺って見習おうと思ったのは、自分の目で子どもが育つ場を観察すること。その場に関わること。そして子ども自身がどう思うのかを尊重すること。情報で頭でっかちになって不安を膨らませている場合ではありません。